毎日クレンジングをしっかりして、美容液も使っているのに肌がくすんでいる、シミが消えなくなったなどといった場合、肌の新陳代謝が乱れている可能性があります。
シミやシワ、乾燥などさまざまな肌トラブルを避けるには肌のターンオーバーを正常にすることです。そこでおすすめなのがピーリングです。
ピーリングは誤った方法で行うと肌を傷めてしまうリスクもありますが、マンデル酸を使ったピーリングなら、敏感肌の方でも安心、と言われています。
マンデル酸の作用やピーリング効果について、またピーリングの正しいやり方や注意点についてもお伝えします。
マンデル酸の主な効果はピーリング効果
マンデル酸の主な効果として知られているのがピーリング効果です。マンデル酸のピーリング作用やメリットについてお伝えします。
マンデル酸で得られるピーリング効果の仕組み
マンデル酸の期待される主な効果はピーリング効果です。ピーリングとは「皮をはぐ」という意味ですが、スキンケアにおけるピーリングは、肌の表面の古くて硬くなった角質を取り除くケアのことです。
ピーリングをするにあたり角質を取り除く成分が使用されますが、マンデル酸はその一つです。
「角質をはがす」と聞くと、肌を傷めてしまうのでは?と心配になる方もいるかもしれません。もちろん、使用する成分ややり方によっては、肌を傷めることもあります。
ピーリングは古い角質を折り除くことで、肌の再生を促し、さまざまなトラブルを改善したり、肌を健康にして美しくしたりする効果が期待できるケアです。
いつものスキンケアでは肌がくすんでしまったり、肌がゴワつき硬くなってしまったり、などといった場合におすすめのスキンケアです。
マンデル酸で期待できるさまざまな美肌効果
マンデル酸配合のピーリングをして古い角質を取り除き、肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常にすることができます。その結果、次のような効果が期待できます。
肌のくすみが解消する |
古くなった角質が取り除かれることで、沈着した色素が排出されやすくなり、くすみの改善になる。毛穴や皮膚に残った汚れも除去されるので透明感のある肌になる |
肌がやわらかくなる |
肌の新陳代謝が正常になり、水分を保持しやすい肌になることで肌の弾力が生まれる |
シミの改善につながる |
正常なターンオーバーでシミの原因となるメラニン色素が排出されるようになる |
ニキビ予防・改善につながる |
ニキビの原因となる毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖を抑えられる |
シワの予防・改善につながる |
肌のターンオーバーの正常化により水分の蒸発を防ぎやすい肌になる、またコラーゲンやエラスチンの劣化を抑えられる可能性がある |
クリニックなどでの施術は1回でも肌のトーンが明るくなったり、肌のゴワつきが緩和されたりすることを実感できることも多いです。
しかし、マンデル酸を使ってピーリングをしたからといって、すぐにシミや消えたり、肌に弾力が戻ったりするわけではありません。シミなどは程度によって回数を重ねる必要があります。
古い角質が取り除かれても、スキンケアや生活習慣によって新陳代謝が乱れれば、また古い角質が溜まってしまいます。ピーリングは肌に負担をかけない頻度で定期的に行うのがおすすめです。
肌に溜まった古い角質は洗顔では取れない
肌の表面に溜まってしまった角質は、一般的なクレンジング剤や洗顔料できれいに落とすことはできません。角質を取り除くにはピーリング用の成分が必要です。
マンデル酸はグリコール酸や乳酸、フルーツ酸といったAHAと呼ばれる酸の仲間で、細胞と細胞のつながりを弱め、古い角質を分解してはがします。マンデル酸は、肌の表面に蓄積された古い角質を自然にはがれるように作用するのです。
通常、ピーリングと呼ばれる角質ケアは、マンデル酸などの酸を使って角質を除去するケアを指すことが多いのですが、角質ケアには次のような方法もあります。
酵素洗顔 |
酵素には皮脂やタンパク質を分解する働きがあり、古い角質を落としやすくする |
スクラブ洗顔 |
スクラブといった細かい粒子の入ったスキンケアアイテムを使い、肌の表面をこすりながら角質を取り除く方法 |
酵素洗顔はピーリングよりも肌に優しいのがメリット。特に毛穴の皮脂詰まりなどにおすすめです。スクラブ洗顔は肌への摩擦が大きく、やり方によっては肌を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
マンデル酸は作用が穏やかなため肌の弱い人におすすめ!他のAHA成分との比較
ピーリングにはフルーツ酸とも呼ばれる、α-ヒドロキシ酸(AHA)が使用されます。マンデル酸もAHAの一つ。
ピーリングに使用される酸は複数ありますが、中でもマンデル酸は穏やかに作用する点がメリットです。
マンデル酸は、ビターアーモンドに含まれる酸で、角質を溶かして除去する作用があります。
脂溶性なのも特徴で肌に浸透しやすい酸です。
ピーリングに使用されるAHAには、次のような種類があります。
グリコール酸 |
サトウキビやパイナップルなどに含まれる酸。ピーリングの際によく使用される酸 |
乳酸 |
肌への負担が少ない。保湿効果が期待できる |
リンゴ酸 |
リンゴから抽出される酸。角質をやわらかくする |
クエン酸 |
柑橘類などに含まれる有機酸。作用が穏やか |
酒石酸 |
ブドウやレモンなどの含まれる有機酸。肌の引き締め作用がある |
ピーリングでは複数のAHAをミックスして使用するケースもあります。
このほかにBHA(β-ヒドロキシ酸)と呼ばれるサリチル酸があります。サリチル酸は高いピーリング効果がある一方で、肌への負担が大きいため肌の弱い人にはあまり向いていません。サリチル酸を使ったピーリングを希望する場合は、医療機関でのケアがおすすめです。
ピーリングはクリニックやエステサロンで受けられる
ピーリングは専用のケア用品を購入して自宅でケアができるほか、医療機関がエステサロンでケアを受けることができます。
医療機関とセルフケアのメリットとデメリット
ホームケア用のピーリング配合化粧品を使えば、自宅でピーリングが可能です。しかし、セルフケアは効果に限界があるものです。そうはいっても、医療機関やエステサロンに通えば費用がかかります。
医療機関やエステサロン、セルフケアのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
医療機関 |
- 肌質の改善といった美容目的だけでなく、ニキビやニキビ跡、シミやシワの改善など、より高い効果が期待できるケミカルピーリングが受けられる
- 目的に合わせて他の施術を組み合わせることで美肌になれる可能性もある
- 万が一、肌トラブルがあっても適切な治療が受けられるので安心
- セルフケアより費用がかかる点とクリニックに通わなければならない点はデメリット
|
エステサロン |
- クリニックより低い濃度の薬剤を使用
- ニキビ跡やシミ、シワなどの改善というより、肌質の改善や美白ケアなど美容が目的
- サロンによってラグジュアリーな雰囲気の中でケアができ、精神的リラックスを得られる
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セルフケア |
- ピーリング用のスキンケア用品やAHA配合の洗顔料などがあり、手軽にできるのがメリット
- いつでも都合のよいときにできる点も便利
- 市販されている化粧品は濃度が低く、効果が出にくいこともある
- 誤った方法で行うと、肌を傷めて逆効果になることがある
|
自宅用のピーリングケア用品もあるので、ピーリングは自宅でも可能です。
しかし、より高い効果を得たい、安全に行いたいという場合は、医療機関でのケアがおすすめです。特に、シミやそばかす、ニキビ跡を改善したいという場合は、医療機関で診察を受け、適したケアを選ぶ必要があります。
「そばかす」のような遺伝的な病気や、「肝斑」といった紫外線や女性ホルモンで悪化する病気に対しては、診断や治療は容易ではありません。また、「しみ」は、悪性度の高い皮膚癌との診断がまぎらわしい場合もあり、安易な自己診断は厳禁です。まず、皮膚科専門医にご相談ください。
引用元:公益社団法人 日本皮膚科学会 皮膚科Q&A ケミカルピーリング Q3 どのような病気や状態に効果がありますか?
医療機関ではより高い効果が期待できるピーリングの種類がある
医療機関でのピーリングの種類には、以下のようなものがあります。
ケミカルピーリング |
サリチル酸やグリコール酸などさまざまな薬剤の中からその人に合った、また効果的な酸、濃度を選び角質を取り除く |
マッサージピーリング |
マッサージをしながら薬剤を肌に浸透させる方法。肌のツヤ、弾力などをすぐに実感しやすい |
ウーバーピール |
ダーマペン(細い針で皮膚に穴を開けて肌の自然治癒力を引き出す施術法)と、ダーマペン専用のピーリング剤を用いた方法。ダーマペンとピーリングの相乗効果が期待できる |
ハイドロピーリング |
水流を利用して古い角質を取り除く方法。薬剤より肌への刺激が少ない |
レーザーピーリング |
レーザーの熱を利用したピーリング。コラーゲンの生成を促す、毛穴を引き締める、などの効果が期待できる |
クリスタルピーリング |
アルミニウムの微粒子を肌に吹きかけながら角質を取り除く方法。薬剤を使用しないのでケミカルピーリングで肌トラブルが出やすい人にもおすすめ |
レチノールピーリング |
レチノイン酸を配合した方法。コラーゲンの生成やシミ、くすみの改善、ニキビの改善など高い効果が期待できる |
クリニックなどの医療機関で行われるケミカルピーリングは、サリチル酸マクロゴールピーリングが一般的です。
肌への作用が強いサリチル酸を、皮膚への深い部分への浸透を防ぐマクロゴールを組み合わせ、安全で尚且つ効果が期待できる角質ケアが可能です。
安心してピーリングを受けるための医療機関の選び方
クリニックなどの医療機関では個人の肌質や要望に合わせた効果を出せるよう、薬剤や濃度、施術方法を選びます。肌の状態などを確認したうえで、安全にできる施術をするので安心してピーリングを受けられるでしょう。
しかし、医療機関選びは慎重さが必要です。ピーリングの種類や成分はいろいろで、一人ひとりに適切な方法を見極め、施術をしてくれる医療機関でないと肌トラブルなどを起こしかねません。
医療機関を選ぶ際には、次のような点をチェックしましょう。
- 悩みを真剣に聞き適した提案をしてくれる
- 希望にあったピーリングの種類や方法がある
- ピーリングのデメリットや注意点をきちんと説明してくれる
- アフターケアがしっかりしている
- 支払いに無理のない料金、支払方法がある
- 化粧品の営業をされない
医療機関によってはピーリングの種類が1つだけというケースもあります。自分に合った施術をしてもらうには、複数の種類を用意している医療機関の方がよいでしょう。
ピーリングは難しい外科手術ではありませんが、肌に合わない薬剤を見極められなかったり、濃度を誤ったりすれば、取り返しのつかない肌トラブルにつながることもあります。
肌の状態や肌質、生活習慣などもヒアリングしてくれて、適した方法でピーリングをしてくれる医療機関を選ぶことです。ピーリングは1回では終わりません。その後の治療計画やアフターケアも含め、納得して施術が受けられる医療機関を選びましょう。
医療機関では、悩みを解決する方法がピーリングが最適なのかどうかも含め、より適した方法を提案してくれます。専門家に肌をチェックしてもらえれば、より安全に、より高い効果を得られる可能性が高いです。
そのためにも、安心して希望通りの施術が受けられる医療機関をしっかり選びましょう。
マンデル酸配合のピーリングケア用品を自宅で使用する方法と注意点
ピーリングは自宅でのセルフケアも可能です。セルフで行うピーリングケア用品の使い方を解説します。使用する際の注意点についてもお伝えします。
ピーリング洗顔なら手軽に角質ケアができる
マンデル酸配合の洗顔料なら、いつもの洗顔と同じ方法で洗顔をするだけなので、やり方に迷わず角質ケアができるでしょう。ポイントは泡や洗顔料をやさしく肌になじませるようにして、こすらないことです。
- ぬるま湯で軽く顔を洗う
- 泡立てるタイプはしっかり泡立て、肌ではなく泡をこするように肌になじませる(泡立てないタイプも肌をこすらないように注意しながら肌になじませる)
- ぬるま湯で洗顔料をしっかりすすぐ
- タオルで水分を吸い取るように拭き取る
拭き取り化粧水は肌への刺激に注意しながら使う
角質を拭き取る作用のある化粧水で角質ケアが可能です。コットンにマンデル酸配合の化粧水を含ませ、汚れをオフするように肌の上をすべらせます。拭き取る際は肌への摩擦を抑えながら、ていねいに拭き取りましょう。
拭き取り化粧水でのピーリングケアは、コットンに角質が残ることでケアができていることを実感しやすいものです。また、やり方はシンプルな点もメリットでしょう。
ただし、肌をこすりやすいのでヒリヒリした感覚がある場合は使用を注意しましょう。
ミルクやオイル、ジェルなどで角質をほぐし浮かせて拭き取る
マンデル酸配合のミルクやオイル、ジェルなどで、顔に塗布し角質をほぐし浮き上がらせてそれを拭き取る、という方法があります。製品によってやり方は異なるので、それぞれの製品のやり方をよく理解し行ってください。基本的な方法としては、次の通りです。
- 洗顔で顔の汚れを落とす
- ミルクやオイルなどスキンケアアイテムを顔に塗布する
- ラップやお湯で濡らしたタオルなどを顔に乗せ30秒~1分程度置く
- タオルやコットンなどで浮き上がった角質や汚れを拭き取る
割とたっぷりの量を使うことが多いです。量が少ないと角質がやわらなくなりにくかったり、拭き取る際に摩擦を起こしやすかったりするため注意しましょう。
美容液は角質ケア以外の保湿や美白効果も期待できる
マンデル酸などの角質ケアができる成分が配合された美容液は、ほかの美容成分も配合されていることが多く、成分の働きによって保湿や美白効果が期待できます。
化粧水で肌を整えた後、美容液を肌にしっかりとなじませます。「肌に塗る」というより、ハンドプレスをしながら肌に浸透させように肌になじませましょう。
気になる部分だけ!ポイントピーリング
ピーリングは必ずしも顔全体をやらなければならないわけではありません。
鼻周りや口周り、Tゾーンなど、角質が溜まりやすい部分だけピーリングをするのもおすすめです。
特に角質が溜まりやすいのは紫外線が当たりやすい部分や、クレンジングや洗顔などで洗い残しをしやすい部分です。頬骨のあたりやあごなども角質ケアをしてあげるとよいでしょう。
また、ピーリングは顔だけでなく体にも効果的と言われています。かかとや肘、膝など、角質が溜まってかたくなった部分をケアするのもおすすめです。
ピーリングの頻度は月に1~2回程度が基本
ピーリングの頻度は月に1~2回程度を目安に行うのが基本です。健康な肌の新陳代謝は28日周期です。28日をかけて肌は生まれ変わり、それを繰り返しています。
あまり頻繁にピーリングをすると、必要な角質まで取り除いてしまう可能性があり、肌がきちんと生まれ変わることができなくなってしまうのです。
肌の状態や使用する製品によっても使用頻度は異なりますが、やりすぎには注意しましょう。
ピーリングのやりすぎが与える肌への悪影響
ピーリングを必要以上にやりすぎると、肌のバリア機能が低下し肌が乾燥しやすくなります。
肌にはバリア機能があり、外部からの刺激から肌を守る働きをしています。バリア機能は肌の表面にある角質層という非常に薄い膜です。
この薄い膜が外部からの刺激を守るだけでなく、肌内部の水分の蒸発も防いでくれます。
しかし、過剰なピーリングは角質層のバリア機能を低下させ、化粧品がしみるなど肌が敏感になり、水分が蒸発しやすくなることで肌が乾燥しやすくなります。
ピーリングをやらない方がよい場合もある
角質ケアは肌のターンオーバーを促し、健康な肌作りに効果的と言われていますが、ケアが肌に負担をかけることがあります。ピーリングを控えた方がよいのは、次のような場合です。
- 肌がヒリヒリしている
- 肌が赤みを帯びている
- 肌の乾燥がひどい
- 痛みやかゆみがある
- 肌が敏感になっていて化粧品がしみる
- 生理前など肌が敏感になっているとき
ピーリングは肌に刺激となる場合があります。マイルドな成分を配合していても、角質層に影響を与えるものなので、症状がさらに悪化してしまうことがあります。
生理前はプロゲステロンの分泌が増え皮脂を増やしたり、エストロゲンの分泌が減ってバリア機能が低下したりすることで、肌が荒れやすい状態です。
このようなときは、肌に負担となりやすいピーリングは控えるようにしましょう。
肌がトラブルを起こしている際のスキンケア
肌がトラブルを起こしていたり、敏感になっていて肌荒れを起こしやすくなっていたりする場合は、肌に負担をかけないスキンケアをしましょう。
肌が敏感になっているときは、いつもの化粧品が刺激となることもあります。肌に刺激を感じるようなら、低刺激のスキンケアアイテムを使いましょう。
ケアをする際はていねいに、やさしく、肌をいたわるようにケアをすることが大切。コットンが刺激となることもあるので注意が必要です。
肌トラブルは乾燥が原因だったり、乾燥を悪化させてしまったりすることが多いものです。水分補給と保湿ケアをしっかりすることが必要です。
肌の新陳代謝に必要な成長ホルモンは睡眠時に分泌されます。
睡眠をしっかりとること、またビタミン類や食物繊維を意識して摂取し、体内からも肌荒れ対策をすることが大切です。
肌荒れのときに特に意識して摂取したい食品には、次のようなものがあります。
|
役割 |
多く含む主な食品 |
βカロチン |
皮膚や粘膜の健康を守り血管を強くしたり、新陳代謝を促したりする。抗酸化作用で活性酸素から細胞を守る |
ほうれん草、カボチャ、ニンジンなどの緑黄色野菜、果物 |
ビタミンB群 |
皮膚や粘膜の健康を維持する、タンパク質の代謝に関与、皮膚の炎症を抑える |
肉類、魚類、卵、きのこ類、ナッツ類、豆類 |
ビタミンC |
コラーゲンの合成に関与、抗酸化作用 |
ブロッコリー、パプリカ、レモン、キウイ、ジャガイモ |
ビタミンE |
抗酸化作用、血行をよくする |
アーモンド、ピーナッツ、ゴマ |
食物繊維 |
腸内環境をよくして肌荒れの原因となる便秘予防・改善に役立つ |
海藻類、きのこ類、ごぼう、さつまいも |
タンパク質 |
細胞の材料となるアミノ酸はタンパク質が分解されてできる |
肉類、魚類、大豆製品、卵 |
過剰に摂取すると、肌荒れを進行させてしまう可能性のある食品についても知っておきましょう。
|
肌荒れの原因となる理由 |
多く含む主な食品 |
脂質 |
皮脂の分泌が過剰になりニキビや毛穴詰まりの原因になる。脂質の代謝でビタミンB群が使用されビタミンB群が不足する |
スナック菓子、揚げ物、バター、生クリーム |
糖質 |
糖化を引き起こし肌の老化を進行させる。皮脂の分泌を増やす |
炭水化物、イモ類、甘いお菓子やジュース |
カフェイン |
ビタミンBやビタミンCなどの栄養素の吸収を阻害する。利尿作用により肌が乾燥しやすくなる。皮脂の分泌を促す。睡眠不足の原因になる |
コーヒー、紅茶、紅茶、チョコレート、清涼飲料水 |
刺激のある辛み成分 |
刺激が強いと胃腸の機能低下につながり、腸内環境を悪化させ肌荒れにつながる |
唐辛子、ワサビ、からし |
糖化とは余分な糖やタンパク質や脂肪と結合し、老化の原因となる物質であるAGEsを作り出すことです。糖質の摂りすぎは肌老化を進行させ、シワやたるみ、くすみ、角質を厚くするなどといったトラブルの原因になります。糖化は肌荒れだけでなく、疲れやすくなるなどの体調不良、動脈硬化を進行させるなどの病気の原因になるので、糖質の摂りすぎには注意が必要です。
肌荒れをしているからと、スキンケアを全くしないと肌が乾燥し、さらにバリア機能が低下して外部からの刺激を受けやすくなり、肌へのダメージが大きくなります。
紫外線を受ければ肌は炎症を起こし、乾燥を進行させてしまいます。
肌荒れをしていても、最小限のスキンケアは必要です。
反対に、過剰なケアもNGです。保湿ケアは重要ですが、必要以上の量を肌に塗ると、毛穴を詰まらせて炎症の原因になることがあります。
スキンケア製品の必要量を確認し、適切な使用頻度で適量を使うようにしましょう。
ピーリングの失敗を避けるポイント
慣れるまではピーリングをすることで、肌荒れを引き起こしてしまうこともあるかもしれません。できるだけ失敗は避けたいものです。
ピーリングの失敗を避けるためにはどのような点に注意すればよいのでしょうか。
頻度を守る |
やりすぎは逆効果。製品や肌に合わせて肌に刺激とならない頻度で行う |
併用しない |
肌への負担になるため、ピーリング洗顔後にピーリング化粧水を使うなど、併用はしない |
保湿ケアをしっかり行う |
ピーリング後は肌を乾燥させやすいので保湿ケアをしっかり行う |
紫外線対策をしっかり行う |
ピーリング後は肌が刺激に弱くなっているため、紫外線対策が必要 |
正しいやり方で行う |
製品によってやり方が異なるので、正しい方法を確認。誤った方法でのピーリングは効果が出ないだけでなく、肌の状態を悪くしてしまうことがある |
日焼け直後は避ける |
日焼けをした肌は刺激に弱くなっているので、ピーリングは控える |
敏感肌の場合は肌に穏やかな成分を選ぶ |
製品によって配合されている成分は異なるため、敏感肌の場合はマンデル酸や乳酸などがおすすめ |
配合成分の濃度をチェック |
ホームケア用は成分の濃度が低く配合されているが、敏感肌の場合は念のため濃度も確認すると安心 |
ピーリングは肌を根本から健康にしていくスキンケアですが、頻度ややり方次第では肌のバリア機能を低下させ、肌荒れを引き起こすことがあります。適切な頻度で、正しい方法でケアをしましょう。
マンデル酸も穏やかな作用をするので肌には低刺激ですが、AHAよりも低刺激と言われるPHAも注目されています。肌に低刺激なだけでなく、保湿作用も期待できる成分と言われています。
マンデル酸配合のスキンケアの選び方
マンデル酸はAHAの中でも作用が穏やかな成分です。しかし、選ぶ際には注意したい点もあるので認識しておきましょう。
ピーナッツアレルギーには注意
マンデル酸はビターアーモンドといったナッツ類から抽出されています。
そのため、ピーナッツアレルギーの方は注意が必要です。アレルギー反応などが起こらないよう、使用前にはパッチテストを行い、安全性を確認したうえで使用しましょう。
また、妊婦さんがマンデル酸を使用したからといって、お腹の赤ちゃんに影響することは考えにくいですが、肌荒れには注意が必要です。
妊娠中は肌が敏感になることがあるので、ピーリング作用のあるマンデル酸を使用することで、肌荒れを起こす可能性はないとは言えません。使用するスキンケアアイテムの注意書きをチェックし、妊婦さんでも安心して使えるかどうか確認してから使うようにしましょう。
マンデル酸と併用して使うのがよい成分
マンデル酸は作用が穏やかで肌への刺激は少ないのがメリットです。
しかし、ピーリングは肌を乾燥させやすいので、保湿成分と併用するのがおすすめです。
セラミド |
角質細胞間脂質の一つで高い保水力があり保湿効果が期待できる。セラミドが減るとバリア機能が低下する |
ヒアルロン酸 |
高い水分保持力がある。コラーゲンとエラスチンをつなぎとめる働きがある |
パンテノール |
ビタミンB群の一つで高い保湿効果があると言われる。コラーゲンの合成を促し肌のキメを整える働きもある |
βグルカン |
肌のバリア機能を高める。保水力が高く保湿効果や抗酸化作用が期待できる |
アラントレイン |
抗炎症作用が高く皮膚や粘膜の修復効果が期待できる、肌の新陳代謝を促す作用がある |
また、以下の成分も併用すると美肌効果が高まると言われる一方で、肌への刺激が懸念される場合もあると言われることもあります。
ピーリングに慣れていない、肌荒れが不安などといった場合は、併用ではなく朝と夜、もしくは翌日などに分けて使用するのがよいでしょう。
ナイアシンアミド |
ビタミンB群の一つで、メラニンの生成を抑える働きでシミやくすみを改善。コラーゲンの生成を促しシワの予防や改善効果も期待される |
ビタミンC誘導体 |
メラニンの生成を防いだり、排出を促したりする。肌に浸透しやすいのが特徴 |
レチノール |
ビタミンAの一つでコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促す。新陳代謝を促す働きや、皮脂の分泌をコントロールする作用もある |
製品によっては併用しても問題ないとしているケースもあります。成分濃度や自身の肌の状態、肌質などによっても調整をしながら使いましょう。
皮膚の薄い部分への使用は控える
目の周りや口の周りなど皮膚の薄い部分はできるだけ使用を控えた方がよいです。皮膚の薄い部分は刺激を受けやすいため肌荒れを起こしやすくなります。
最初は濃度の薄いものや量を加減して使った方が安全です。
マンデル酸のピーリングで効果が実感できない理由
ピーリングは定期的に行うことで肌に変化が現れやすいものです。しかし、ピーリングをしても何の変化もない、効果が感じられないこともあるでしょう。考えられる理由には、次のようなものがあります。
効果が出る途中の状態
ピーリング直後に肌のくすみが取れたなど、すぐに効果を実感できるケースもありますが、効果を感じられないケースも少なくありません。
基本的にピーリングは1回の施術で効果を上げるものではなく、定期的に回数を重ねることで、肌の状態をよくしていくものです。
肌の生まれ変わりには約1ヵ月かかります。焦らず、ケアを続けていくことが必要です。
ピーリングの回数が足りない
ピーリングのやりすぎはNGですが、必要な頻度で行う必要があり、それが足りていないと効果が出にくいことがあります。少なくとも月に1回はピーリングを行うようにしましょう。
成分の量や濃度が適切ではない
肌の安全のためには、低濃度で刺激の少ないマンデル酸などの成分が配合されたピーリングがおすすめですが、濃度が低すぎると効果が出にくいことがあります。
また、反対に濃度が高かったり、成分が合っていなかったりすると、肌トラブルを起こし、ピーリングの効果が期待できません。
適切な濃度や量、方法などがわからない場合は、一度クリニックに行って相談をしてみるのも選択肢の一つです。
ピーリングの手順など方法が誤っている
誤った方法では効果が実感できないことがあります。また、肌をこすりすぎる、塗布する量を間違える、などといったことがあっても、肌荒れをしたり、効果が出なかったりすることがあります。
製品によって方法や注意点が異なるので、やり方が間違っていないか、使用する量は正しいかなどを再確認してみましょう。
ピーリング後のケアが足りない
ピーリング後は保湿ケアが重要です。角質ケアをした後の肌は乾燥しやすく、水分も蒸発しやすい状態です。
しっかり保湿をしなければ、肌の乾燥を招いてしまいます。
保湿ケアは化粧水だけを塗布しても乾燥を防ぐことはできません。保湿成分が配合された美容液やクリームを使い、ハンドプレスをしながらていねいに、しっかり肌に保湿成分を浸透させましょう。
なぜ角質ケアが必要なのか?ターンオーバーに関する基礎知識
肌のターンオーバーが乱れるとさまざまな肌トラブルが生じます。新陳代謝は肌の健康を保つためには重要なことです。なぜ重要なのか、新陳代謝が乱れるのはなぜか、肌の新陳代謝に関する基礎知識についてお伝えします。
新陳代謝の仕組み
肌の生まれ変わりであるターンオーバーとは、基底層(表皮の一番下の部分)で表皮細胞が生まれ、約28日間で肌の上に押し上げられて角質細胞になり、その後は垢になって自然と剥がれ落ちる、というサイクルのことです。
肌はこのターンオーバーを繰り返しているため、表皮細胞は常に生まれ変わり、健康な状態でいられます。
肌の新陳代謝は、一番上の層である表皮で行われます。表皮の下は真皮、そして皮下組織という構成になっていて、真皮までダメージを受けるとシミや傷痕が残ってしまいます。
例えば、メラニン色素が生成されても、表皮にいればターンオーバーによって排出されるため、シミやくすみになりません。
しかし、真皮までメラニン色素が及んでしまったり、28日間というサイクルが乱れ、40日、50日といったサイクルになると、メラニン色素がとどまりやすくなったり、角質層が厚くなったりします。
古い角質が蓄積すると肌トラブルが出やすくなる
ターンオーバーが乱れ、角質層で古い角質が剥がれ落ちず肌に残ってしまうと、角質が蓄積されて硬くなってしまいます。
そうなると肌がゴワつき、透明感が失われ、さらに、肌は乾燥し、肌の弾力が失われ、シワができやすくなるなど、さまざまな肌トラブルが出やすくなるのです。
角質が厚くなり硬くなった肌は、化粧水や美容液などのスキンケア用品の成分が浸透しにくくなります。保湿ケアをしても効果が出ず、肌はますます荒れてしまうでしょう。
症状が悪化すれば改善するまでに時間がかかるものです。シミが増え、シワが深くなり、ニキビで毛穴が炎症を起こせばニキビ跡ができる可能性もあります。
症状が悪化する前に肌のターンオーバーを正常に戻すことが必要です。古くなった角質を取り除き、肌の新陳代謝を促してくれるのがピーリングなのです。
肌の新陳代謝が乱れる原因
肌のターンオーバーが乱れる原因の一つが加齢です。年を重ねるたびに、古くなった細胞が剥がれ落ちる際に必要なタンパク質が減ってしまうことや、毛細血管の数が減り、表皮に栄養が行きにくくなることなどが原因の一つと考えられています。
加齢以外にも、肌の新陳代謝が乱れる原因は複数あります。
睡眠不足 |
肌の生まれ変わりに必要な成長ホルモンの分泌が減る |
運動不足 |
血行が悪くなり細胞への栄養が不足する |
偏食・ダイエット |
肌に必要な栄養が不足する |
腸内環境の悪化 |
便秘や血行不良などで細胞の機能が低下 |
紫外線 |
肌を乾燥させる、細胞にダメージを与える |
誤ったスキンケア |
過剰な洗顔や刺激を与えるクレンジング、ピーリングのし過ぎなどで肌のバリア機能を低下させ、新陳代謝に影響を与える |
ストレス |
交感神経を活発にして血管を収縮させ血流を悪くする。睡眠不足を誘発する |
喫煙 |
ニコチンが血流を悪くして細胞に栄養が行き届かなくなる |
肌のターンオーバーを乱さないためには、スキンケアだけでなく生活習慣にも配慮が必要です。睡眠不足や食事制限をするダイエットは肌の新陳代謝を乱し、肌荒れを引き起こします。
また、体を冷やすと血行不良になり、新陳代謝に必要な栄養が細胞に行き渡りません。
規則正しい生活、質のよい睡眠、適度な運動などを心がけ、肌の新陳代謝を乱さないようにしましょう。
「マンデル酸の効果」に関するよくある疑問
「マンデル酸の効果」に関するよくある疑問を集めてみました。参考になさってください。
Q マンデル酸配合の洗顔をした後、グリコール酸配合のジェルでピーリングをするとより高い効果が期待できますか?
A
別のピーリング方法を併用しても効果がアップするとは限りません。
ピーリングは角質を剥がすケアであり、ピーリング後は肌が刺激を受けやすくなっています。さらに別のピーリングをすれば、肌を傷めてしまったり、バリア機能が低下したりして肌トラブルを起こしやすくなる危険性もあります。
Q 肌への刺激が少ないマンデル酸配合なら毎日ピーリングをしても大丈夫ですか?
A
製品にもよりますが、マンデル酸配合のピーリングでも毎日するのは控えた方がよいでしょう。
基本的にピーリングは月に1~2回程度がおすすめです。あまりやりすると、必要な角質も除去されてしまい、肌のバリア機能が低下してしまいます。マンデル酸は肌への作用が穏やかですが、やりすぎは肌トラブルの原因になってしまいます。
Q マンデル酸にはどのような効果がありますか?
A
マンデル酸の期待できる主な効果はピーリング効果です。
肌の表面に溜まった古い角質を取り除くことで、肌の新陳代謝を促してくれます。肌の新陳代謝が正常になれば、乾燥やシミ、くすみ、ニキビなどの改善につながります。
Q マンデル酸配合の化粧品にはどのようなものがありますか?
A
マンデル酸配合の化粧品には、化粧水や美容液、シートマスク、洗顔料などさまざまなものがあります。拭き取るタイプや塗布するだけのタイプなど、使い方は製品によって異なるので、使い方を確認してから入手しましょう。
Q ピーリングはセルフケアでも効果はありますか?医療機関の方がよいですか?
A
肌に合ったピーリング製品を選び、正しい方法で行えばピーリング効果が期待できます。ただし、ホームケア製品は肌への刺激を考え、ピーリング成分の濃度が低くなっているので、セルフケアでの美肌効果には限界があると言えます。
医療機関でのピーリングは肌質や肌の状態、要望に合わせて効果が出やすい成分や施術方法を選んでくれます。濃度に関しても、安全性を考慮したうえで効果が出やすい濃度での施術が可能です。
また、セルフケアでは落とせないシミやシワ、肝斑、ニキビ跡なども、医療機関での施術で改善することが可能です。
敏感肌でピーリングに不安がある場合や、シワやニキビ跡、肝斑などの改善を希望するなら、医療機関で相談をしてみるとよいでしょう。
作用が穏やかなマンデル酸効果でシミやくすみを作りにくい肌になる
マンデル酸はピーリング効果が期待できる成分です。
ピーリングをすることで、肌の新陳代謝が正常になり、シミやくすみ、シワ、乾燥などの肌トラブルを改善し、健康な肌へと導いてくれます。
ピーリングは表皮に蓄積した古い角質を取り除くことなので、肌に刺激となることがあります。
ピーリングに使用される成分はいろいろありますが、その中でもマンデル酸は作用が穏やかで、肌への負担が軽いのもメリットです。
肌のターンオーバーは年齢や生活習慣によって乱れてしまうものです。いつものスキンケアに角質ケアをプラスして肌の健康をキープしましょう。