スイカに含まれるシトルリンの効果を解説!血流を改善して健康になる
スイカやメロンにはシトルリンという成分が含まれています。シトルリンは血液の流れをよくしたり、疲労を回復したりさまざまな健康効果が期待できる成分です。
シトルリンとはどのような成分なのか、シトルリンの効果について解説します。また、シトルリンを摂取できる食品やシトルリンの効果をより高めるための方法についてもお伝えします。
シトルリンは肉類や魚類にはほとんど含まれず、ウリ科の野菜や果物に多く含まれているのが特徴です。
シトルリンを含む食品はカリウムや食物繊維、ビタミンが含まれているものが多く、水分補給や血行促進、疲労回復に役立ちます。サラダにしたり、煮物にしたり、日常的に摂り入れやすいのもメリットです。
スイカやメロンはそのまま食べてもおいしいですが、ジュースやスムージーにすると摂取しやすくなるでしょう。冬瓜やニガウリなどは次のような食べ方もおすすめです。
ただし、食べ過ぎには注意が必要です。スイカの食べ過ぎはお腹を壊してしまいます。また冷えたスイカをたくさん食べると体を冷やしすぎてしまい、血行を悪くしてしまう可能性があります。
メロンは糖質も多いため、毎日のようにたくさん食べていると太ってしまうので注意しましょう。
サプリメントは数回飲めば効果が現れるというものではありません。継続して服用することが重要なので、飲みやすく、日常生活に取り入れやすいものを選ぶことです。
血流改善効果や運動能力を高める効果などが期待できるシトルリンですが、EDの原因が心因性の場合は栄養素の摂取だけでは改善できません。
心因性EDの原因として考えられるのは、仕事のストレスや家族、パートナーとの関係性における悩み、性行為に関するトラウマなどがあります。
改善のためにはまず、ストレスやトラウマといった精神的要因を排除することが必要です。パートナーとの話し合いやカウンセリングを利用するなどして、精神的負担を軽減しましょう。
シトルリンは血液の流れをよくしたり疲労物資を取り除いたりする働きがある
シトルリンは、血管の老化を防ぐ効果、疲労を回復し運動能力を向上させる効果などさまざまな効果が期待できます。シトルリンの効果について解説します。遊離アミノ酸であるシトルリンは単体で体内の機能や働きに関与する
シトルリンはアミノ酸の一つで、ウリ科の食品や私たちの体にも存在する成分です。アミノ酸は筋肉や血管、内臓などに必要なタンパク質を作る材料となる成分として知られていますが、シトルリンはタンパク質を作る材料とはされない遊離アミノ酸です。 遊離アミノ酸であるシトルリンは血液や細胞などに単体で存在し、さまざまな機能や働きに影響を与えることで、血管を広げる効果、疲労回復、運動能力の向上などさまざまな効果が期待できると言われています。遊離アミノ酸であるシトルリンは細胞や血液の中に存在し、すぐに機能できるのが特徴です。シトルリンのほか、GAVA(ギャバ)やオルニチン、アルギニンなどといった遊離アミノ酸についても、さまざまな効果が注目されています。
シトルリンは疲労物質のアンモニアを解毒し疲労回復や疲労臭対策ができる
シトルリンには疲労回復効果があると言われています。 体内には尿素回路(尿素サイクル)といって、不要なアミノ酸を尿素に変換する機能があり、その際に発生するアンモニアの毒素を無害なものに変える働きがあります。シトルリンはオルニチンなどと一緒に尿素サイクルの働きを高める作用があるのです。 体内に分解されないアンモニアが溜まると疲れやすくなります。シトルリンにはアンモニアを解毒する作用があるとされ、それが疲労回復つながります。 疲労物質の一つとされるアンモニアは、蓄積すると疲れやすくなるだけでなく、疲労臭などの弊害を生みだします。疲労臭は肉体的肥料や精神的疲労が溜まるとアンモニアを分解しきれなくなるのです。 分解されずに残ったアンモニアは血流にのって体内を巡り、皮膚からその臭いが放出されます。仕事で疲れが溜まっている、というだけでなく、普段からお酒をよく飲む人や肉類を多く食べる、運動をしない、神経質、睡眠不足、といった人も疲労臭が出やすいとされています。 シトルリンはアンモニアを取り除く働きがあるので、疲労臭対策もできるでしょう。また、疲労臭が出ないよう、普段から運動をしたり、アルコールを控えたりすることも必要です。シトルリンは乳酸やアンモニアを取り除き運動能力の向上や筋肉痛の緩和につながる
シトルリンにはアンモニアや乳酸を減らす働きがあり、運動能力がアップする効果が期待できます。 運動で筋肉の収縮が行われる際、乳酸解糖といって酸素を使わずに糖を分解することで、激しく体を動かしたり、長時間運動を続けたりすることができます。しかし、乳酸解糖は筋肉疲労の原因の一つと言われている乳酸を蓄積させやすいのです。 また、運動することで筋肉やエネルギーが消耗されることでアンモニアも生成されます。 シトルリンは乳酸やアンモニアを取り除く働きがあるため、疲労を軽くすることで運動能力が高まり、持久力のアップや筋肉痛の緩和につながるとされています。41名の男性がシトルリンリンゴ酸塩 (シトルリンとして4.5gを含む)を摂取した試験において、ベンチプレスの反復回数が増え、その後の筋肉痛が軽減したことが報告されています。 引用元:協和発酵バイオの健康成分研究所 シトルリン摂取による運動への効果すぐに疲れてしまう、筋肉痛になりたくない、という人は、シトルリンを意識して摂取してみるとよいでしょう。
血管を拡張する効果があるとされ血流改善や冷えの解消につながる
血流改善効果が期待されるシトルリンは、冷えに悩んでいる人にもうれしい成分です。 冷えやむくみは血行不良が原因で起こることが多いものです。シトルリンには体内でNO(一酸化窒素)を生成し、血管を拡張する働きがあります。 血管は外膜、中膜、内膜といった3層で構成されています。中膜は筋肉(平滑筋)で成り立っていて、加齢とともに老化し硬くなってしまうのです。しかし、血管はマッサージやストレッチでほぐすことができません。一酸化窒素には、血管平滑筋の緊張を緩める作用があり、血液が通りやすくなるのです。シトルリンによって一酸化窒素が増えれば、血液がスムーズに流れるようになり血行不良が改善され、冷えやむくみに悩まされなくなるというわけです。
一酸化窒素は血管を拡張するほか、血液が固まるのを防いだり、免疫細胞を活性化させたり、神経伝達機能にも影響を与える働きがあるとされています。
動脈硬化や高血圧などの病気を防ぎ、健康な体をキープするためにも重要な成分です。シトルリンはそのような重要な成分を生成する働きがあるのです。
血管の老化を防ぎしなやかに保つ働きがあるため動脈硬化予防効果が期待できる
一酸化窒素には血管の収縮や弛緩調節の働きがあります。シトルリンによって一酸化窒素が生成されれば、血管はやわらかく、しなやかに保たれるため動脈硬化の予防が可能です。 動脈硬化の原因は生活習慣病や喫煙、ストレスなどさまざまな要因が考えられていますが、血管の老化もその一つです。 加齢とともに血管が硬くなり弾力性も失われ、血管がもろくなったり、破れたり、詰まったりしやすくなることで脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こします。また、脳の血管が破れれば脳出血が、心臓の冠動脈が狭くなれば狭心症などを引き起こします。 動脈硬化を防ぐ方法の一つは、血管に負担がかからないよう血液がスムーズに流れるようにすることです。一酸化窒素は血管壁を拡張したり、血液を固まりにくくしたりする働きがあります。 一酸化窒素も加齢とともに減少するものです。シトルリンを摂取し一酸化窒素の生成を促すことで、動脈硬化のリスクを低減してくれます。シトルリンは血中コレステロールを減らす効果が期待できる
シトルリンは善玉コレステロールを増やし、血中コレステロール値を正常にしてくれる効果が期待できます。 善玉コレステロールは血液中の余分なコレステロールを回収したり、血管の炎症を防いだりする働きがあります。 一方、血液中に悪玉コレステロールが増えると、血管壁に付着しやすくなります。血管壁に蓄積したコレステロールが酸化し、今度は酸化コレステロールとなると血管は厚く硬くなり動脈硬化を引き起こすのです。 一酸化窒素を増やすシトルリンは、血管を柔軟にする、血管壁へのコレステロールが付着するのを防ぐといった働きがあり動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。シトルリンには余分なコレステロールを排出し、善玉コレステロールを増やす作用もあるとされ、血中コレステロール値を正常にして動脈硬化や糖尿病、また認知症などのリスクを減らしてくれるのです。
シトルリンは更年期高血圧など更年期症状の対策になる
シトルリンは更年期高血圧やほてり、のぼせなどの更年期症状の予防や対策にもおすすめです。 女性ホルモンの一つであるエストロゲンは一酸化窒素の生成を促す働きがあります。しかし、加齢とともにエストロゲンの分泌が減少し一酸化窒素の合成が不十分になると、ほてりやのぼせ、高血圧、動脈硬化などを引き起こしやすくなるのです。 高血圧に関しては更年期高血圧と呼ばれることもあり、一酸化窒素が産生されにくくなり、血管の柔軟性が失われることで高血圧になりやすくなります。厚生労働省の調査によると、女性の高血圧有病者の割合は、30歳~39歳では5%未満ですが、40歳~49歳では13%程度となり、50歳~59歳では40%近く、60歳~69歳では60%となっています。
高血圧の原因は、エストロゲンが減少する一方で男性ホルモンの割合が増えることや、自律神経のバランスが崩れやすくなること、子どもの進学や就職、親の介護などライフステージにおいて精神的なストレスも多いことなどが挙げられます。
高血圧の要因は複数あるのでそれらを取り除くことが必要ですが、シトルリンの摂取で血管を健康にすることが対策の一つとなるでしょう。
天然保湿因子のシトルリンは美肌をキープする効果が期待できる
シトルリンは天然保湿因子の一つで、肌のうるおいを保つ効果が期待できます。天然保湿因子は肌の水分を保持し、肌の弾力やしなやかさを保つ働きがあります。 肌の水分保持力が高まることで肌の乾燥やシワ、シミ、たるみなどの予防・改善効果も。シトルリンにはコラーゲンの分解を抑制する効果もあると言われ、ハリのある肌をキープすることも可能です。 シトルリンには抗酸化作用もあり、活性酸素が増えすぎるのを抑えてくれます。活性酸素は増えすぎると細胞を傷つけ肌の老化を進行させてしまいます。シトルリンの抗酸化作用は、肌の老化を防ぎシミやシワをできにくくするのです。シトルリンは男性機能の改善効果が期待できる
血流改善、疲労回復といったシトルリンの働きは、男性機能の改善効果も期待できます。 シトルリンは陰茎への血流量が増加し、ED(勃起障害)の改善に役立つと言われているのです。乳酸の蓄積を防ぐ働きはスタミナ増強、疲労回復につながり男性機能の向上につながります。 また、血流がよくなることでED治療薬の効果を高める可能性も高まります。シトルリンの血流改善効果は集中力アップにつながる
血管を広げ血流をよくする働きがあるシトルリンは、脳の血流もよくします。 脳の血流がよくなるというのは、酸素や栄養もしっかり行き届くということです。その結果、集中力がアップする、「やる気」が出る、などといった効果が期待できます。 さらに、脳の疲労が緩和される、精神的に落ち着くといった作用や認知症の予防にもつながると考えられています。シトルリンの効果を期待するなら食品からの摂取やサプリメントで補う
体内にも存在するシトルリンですが、加齢とともに減少してしまいます。シトルリンの効果を期待するなら、シトルリンを多く含む食品を摂取したり、サプリメントで補ったりすることが必要です。シトルリンはスイカなどのウリ科の食品から摂取できる
シトルリンは食品からも摂取可能で、スイカやメロンなどウリ科の食品に多く含まれています。食品ではスイカを筆頭にウリ科の植物に多く含まれ、肉や魚では補えない、個性的なアミノ酸である 引用元:公益社団法人 日本生化学会 動脈硬化とアルギニン、シトルリン 3. L-シトルリンとはアミノ酸は肉類や魚、大豆などに含まれていることが多いものです。
アミノ酸の種類 | 多く含まれる食品 |
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バリン | レバー、プロセスチーズ、落花生 |
イソロイシン | 鶏肉、魚、大豆製品、卵、牛乳 |
ロイシン | 牛肉、鶏肉、豚肉、マグロ、チーズ、鮭、ヨーグルト |
トリプトファン | 大豆製品、カツオ、マグロ、牛乳、ヨーグルト、ナッツ類、バナナ |
セリン | 大豆、牛乳、海苔、チーズ |
アラニン | シジミ、アサリ、しらす、大豆製品、ゼラチン、豚肉、鶏肉 |
シトルリンは1日800mgを目安に摂取
シトルリンが発見されたのは1930年。スイカの果汁から発見されました。「シトルリン」はスイカの学名である「Citrullus vulgaris」から名付けられたものです。 シトルリンは1日に800mgを目安に摂取するのがよいとされています。シトルリンが多く含まれるのはスイカですが、他にもシトルリンを含む野菜や果物はいろいろあります。食品 | 含有量(100gあたり) | シトルリン以外の栄養素やメリット |
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スイカ | 180mg | 摂り過ぎた塩分を排出するカリウム、免疫機能を高めるβカロテンをはじめとするビタミン、抗酸化作用の高いリコピンなどを含む |
メロン | 50mg | 水溶性食物繊維のペクチンを多く含む。カリウムやビタミンC、βカロテン、また造血のビタミンと言われる葉酸を含む |
冬瓜 | 18mg | カリウムによる利尿作用で余分な水分を排出しむくみを解消、余分な熱を下げる効果などが期待できる。食物繊維が豊富で便秘予防にもおすすめ。ビタミンCも含む |
キュウリ | 9.6mg | カリウムやビタミンCが豊富。不溶性と水溶性の両方の食物繊維が含まれ腸内環境をよくする効果があると言われている |
ニガウリ(ゴーヤ) | 16mg | 苦味成分のモモルデシンが食欲を増進させ、胃腸の働きをよくする。活性酸素の増殖を抑える、血液循環をよくするといった働きもある。沖縄県民の長寿の秘訣と言われている |
ヘチマ | 57mg | カリウム、葉酸、ビタミンCが豊富。貧血やむくみ対策におすすめ。食物繊維も含まれ、便秘の解消に役立つ |
クコの実 | 34mg | 滋養強壮、生活習慣病の予防、疲労回復におすすめ。ビタミン類も多く免疫力の向上、美肌効果も期待できる |
ニンニク | 3.9mg | ビタミンB1やB6、葉酸、リンなどさまざまな栄養素が含まれ、スタミナアップ、疲労回復などに効果的と言われている。ニンニクのニオイ成分であるアリシンはビタミンB1の吸収を促す |
冬瓜 | マリネやツナなどとあえてサラダにしたり、スープの具材にしたり、炒め物にする。カレーに入れるのもおすすめ |
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ニガウリ | チャンプルーやそうめんチャンプルーといった定番レシピのほか、おひたしや酢の物にする |
ヘチマ | スープやサラダ、きんぴらにするほか、お味噌汁の具材にもおすすめ |
クコの実 | 生でも食べられるが乾燥したものの方が食べやすい。スムージーの具材にもできる |
食事で足りない分はサプリメントで補充する
推奨されている摂取量の800mgを摂取するには、スイカで7分の1個、メロンで1.3個、キュウリとなると56.5本が必要です。 シトルリンを含む食品は生で食べられたり簡単な調理で食べられたりするものが多いですが、食事だけで摂るのは現実的ではありません。その際は、サプリメントで補充するとよいでしょう。 シトルリンのサプリメントもさまざまなので、目的や使いやすさなどを考えて選ぶことが大切です。選び方のポイントとしては、次のような点が挙げられます。- シトルリン以外の配合成分をチェックし目的に合ったものを選ぶ
- 飲みやすい形状や服用方法のものを選ぶ
- 無理なく続けられる価格帯のサプリメントを選ぶ
- シトルリンの配合量を確認する
運動パフォーマンスをアップしたい | BCAA、アルギニン、クレアチン |
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疲労回復 | ビタミンB群、ビタミンC、クエン酸、L-カルニチン、アスタキサンチン、還元型コエンザイムQ10 |
美肌効果を高めたい | ビタミン類、コラーゲン、プラセンタ、ローヤルゼリー、大豆イソフラボン、L-システイン |
例えば、粉末より錠剤の方がよい、粒が小さいものがよい、服用回数が少ない方がよいなど、ストレスなく服用できるものを選びましょう。
継続しやすさという点においては、価格帯もチェックポイントの一つです。高価すぎると継続できません。無理なく続けられる範囲の価格帯のものを選ぶことです。
ただし、あまり安価なものだと配合量が少なかったり、悪質なものだとほとんど栄養素が入っていなかったりすることもあるので注意が必要です。
安心して服用するためにも、以下の点を確認するとよいでしょう。
- 成分と配合量が明確に記載されている(mgなど単位もしっかり明記されている)
- 原産地や原料がわかる
- 加工方法や製造場所、製造方法が確認できる
- 医師や薬品会社などが開発・製造している
シトルリンの効果をアップするコツ
シトルリンを多く含む食材を摂取しても、サプリメントを使用しても、不健康な生活をしていたり、栄養バランスの偏った食事をしていたりすれば、血行はよくなりませんし、疲れも取れません。 シトルリンの効果をアップするためのコツや注意点などについて把握しておきましょう。アルギニンと一緒に摂取すると相乗効果が期待できる
シトルリンの効果を高めるには、アルギニンと一緒に摂取するのがおすすめです。 アルギニンは非必須アミノ酸の一つで血流改善や疲労回復、男性機能の向上などに対する効果が期待できると言われています。シトルリンは体内でアルギニンに変換され、一酸化窒素を生成します。また、一酸化窒素を生成する際に、シトルリンが生成されるという仕組みもあり、シトルリンとアルギニンはお互いに変換し合うと言われています。
アルギニンには次のような働きがあると言われています。
- 血管を健康にする
- 血管を拡張し血流をよくする
- 脳下垂体に影響を与え成長ホルモンの分泌を促す
血管の健康を保つには動物性脂肪の摂りすぎに注意
シトルリンには血管をしなやかに保つ、血管を広げるなどの働きがあり、血流をよくして冷えを改善したり、動脈硬化を防いだりする効果が期待できます。その効果を高めるには、血管を健康にする生活が必要です。 血管も加齢とともに衰えてしまうものですが、それに追い打ちをかけてしまうのが次のような生活習慣です。- 動物性脂肪の多い食生活
- 運動不足
- ストレスを解消できない
- アルコールの過剰摂取
- 喫煙
動脈硬化を一因とした脳心血管疾患で4.5人に1人の日本人が亡くなっています! 引用元:一般社団法人 日本動脈硬化学会 日本における主な死因動脈硬化は決して他人ごとではありません。動脈硬化を防ぐにはシトルリンの摂取のほか、食生活が重要です。 動物性脂肪の多い食品には次のようなものがあります。
- 肉の脂身
- ベーコン
- うなぎ
- チーズ
- バター
- 生クリーム
- アイスクリーム
- チョコレート など
魚や大豆製品、野菜、海藻、キノコ類を多く摂取することも必要です。こまめな水分摂取も心がけましょう。食べすぎは血液の健康に有害となります。できれば腹8分目を意識して食事をとることも必要です。
運動不足は血行を悪くしてしまいます。定期的に体を動かす習慣をつけましょう。運動をする時間が取れない場合は、エレベーターを使わず階段を使うなど、生活の中でこまめに体を動かすことです。
睡眠不足は血液ドロドロの原因になる
睡眠不足や質の悪い睡眠は、血液の流れが悪くなり血液がドロドロになる要因の一つです。血管への負担を軽減するためにも、質のよい睡眠を取ることが大切です。 仕事で忙しいからと睡眠時間を削れば、自律神経の一つである交感神経が活発になり血管が就職し、血液の流れが悪くなります。 ぐっすり眠れていないと集中力が欠けたり、疲労が取れなかったりしてイライラしてしまうものです。イライラすればストレスになりますます血行が悪くなってしまいます。 ぐっすり眠るためにも、適度な運動をしたり、湯船にゆっくり浸かったりするのがおすすめです。夜、睡眠が取れない場合は、昼寝をするのもよいでしょう。ただし寝すぎると寝つきが悪くなるなど、夜の睡眠に影響してしまいます。昼寝は30分以内にしておくことです。
質のよい睡眠をとるためには、以下のような点にも配慮しましょう。
- 寝る直前はお腹いっぱい食べない
- 寝酒をしない
- カフェインの入った飲み物は控える
- 喫煙をしない
ぐっすり眠るためには、ストレッチで体をほぐしたり、眠りを誘うアロマを焚いたりするとよいです。ラベンダーやカモミール、サンダルウッドなどのアロマがおすすめです。
シトルリンのほか亜鉛の摂取でEDの改善を促す
EDの改善には血管拡張効果があるとされるシトルリンやアルギニンのほか、亜鉛やカルニチンなどの摂取もおすすめです。栄養素 | 期待できる効果 | 多く含まれる食品 |
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亜鉛 | 生殖機能に影響を与える栄養素であり、テストステロンを増やす働きをサポートする | 牡蠣、チーズ、レバー、アーモンド |
カルニチン | 男性ホルモン・テストステロンの働きを高める | ラム肉、レバー、牛肉 |
アルギニン | 成長ホルモンの分泌を促し筋肉を増量。また疲労回復効果が期待でき体力がアップ | 豚肉、大豆、落花生 |
ビタミンD | 男性ホルモン・テストステロンの生成を促す | サバ、鮭、きのこ類、卵 |
DHA・EPA | 血流をよくする | マグロ、サンマ、イワシ、アジ、カツオ |
活性酸素の増殖を抑えてシトルリンの働きを高める
シトルリンには活性酸素の増殖を抑える働きがあると言われています。シトルリンの働きを高めるためにも、活性酸素を増やさないことが必要です。 活性酸素は生命維持のため人間の体に必要なものですが、増えすぎるとさまざまな弊害をもたらします。活性酸素によって引き起こされる酸化障害は様々な疾患の原因とも考えられている反面、免疫系による外敵の駆逐では重要な役割を演じている。 引用元:公益社団法人 日本薬学会活性酸素の弊害の一つが動脈硬化を進行させてしまうことです。活性酸素を増やし過ぎないためには、次のような点に注意が必要です。
- タバコの本数を減らすか禁煙をする
- ストレスを発散する
- アルコールを過剰に摂取しない
- 適度な運動をする
- 紫外線対策をする
- 抗酸化作用があるとされる食品を摂る
過度な運動は活性酸素を増やす要因となります。運動で呼吸の量が増え酸素が消費される際、活性酸素が発生するためです。適度な運動は血行よくし、抗酸化効果が期待できますが、激しい運動を長時間続ける、毎日行うなどは控えた方がよいでしょう。
シトルリンの推奨される摂取タイミングは目的によって異なる
シトルリンを摂取するタイミングは、必ずしも「この時間」と決まっているわけではありませんが、運動パフォーマンスをアップするためなら運動前に、健康のためなら就寝前に摂るのがよいと言われています。 運動前に摂取することで、運動をする際に発生する乳酸の量を減らせるため疲労しにくく、持久力もアップします。また筋肉痛の緩和にもつながるでしょう。 就寝前に摂取すると成長ホルモンの分泌をサポートしてくれます。 成長ホルモンは骨や筋肉、各器官を成長させる働きのほか、大人にとっては代謝機能や免疫機能、筋肉量などに関わります。 細胞の生まれ変わりをサポートするため、肌の新陳代謝を促す効果や、脂肪を分解する効果などもあると言われています。 成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。シトルリンを就寝前に摂ることで、成長ホルモンの分泌を促してくれるのです。成長ホルモンは眠りが浅いと分泌量が減ると言われています。成長ホルモンをしっかり分泌するためにも質のよい睡眠を取ることが重要です。