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記事: イチョウ葉は冷え性の人にもおすすめ!効果や摂取時の注意点を解説

イチョウ葉は冷え性の人にもおすすめ!効果や摂取時の注意点を解説

季節を感じさせるイチョウを見て、心が和む方も多いでしょう。「生きた化石」とも言われる長寿のイチョウはたくましく、そのイチョウから抽出されるイチョウ葉には、健康に役立つ成分が含まれています。 血流改善、抗酸化作用などの効果が期待できるとされるイチョウ葉。イチョウ葉にはどのような作用があり、どのような効果が期待できるのかについて解説します。 イチョウ葉に含まれる成分や摂取方法のほか、副作用など摂取する際の注意点についてもお伝えします。

イチョウ葉に期待できるさまざまな健康効果

イチョウ葉には冷え性の改善や動脈硬化の予防、美肌効果などさまざまな効果があると言われています。イチョウ葉に含まれる成分や働き、期待できる効果について解説します。

強い生命力を持つイチョウの葉の成分は医薬品としても使用されている

恐竜が生息していた時代から繁栄していたとされるイチョウは、長寿の木、生きた化石とも呼ばれています。そんな生命力の強いイチョウの葉にはフラボノイドやテルペノイドが含まれ、血流改善や抗酸化作用があると言われています。 中国で古くから薬用として使用されてきたイチョウ葉は、漢方薬としてもよく処方されているものです。 日本では健康食品として使用するイチョウ葉ですが、ドイツやフランスではイチョウ葉エキスを用いた医薬品が処方されています。ドイツやフランスではアルツハイマー症やめまい、耳鳴り、頭痛、勃起障害などの治療にも使用されるほど、イチョウ葉の効果は認められているのです。

イチョウ葉は血管を拡張し血流をよくする効果が期待できる

イチョウ葉の効果としてよく知られているのが血流の改善効果です。 イチョウ葉にはトロンボキサンA2という成分の作用を抑制する働きがあります。トロンボキサンA2には血管収縮作用があるのですが、イチョウ葉の働きによって血管の収縮を抑えることで血管を広げ、血液を流れやすくする効果が期待できるのです。 血流がよくなれば、足先や指先まで血液が流れやすくなり、冷え性が改善されます。血行不良は肩こりや首こり、背中の痛みなども引き起こし、悪化すると頭痛やめまい、吐き気などの原因にもなることも。 血液の流れが悪くなると老廃物が蓄積され、筋肉に酸素や栄養が行き届かなくなります。筋肉は緊張しさらに血行が悪くなる、という悪循環に陥るのです。 血行がよくなれば筋肉がほぐれ血管が圧迫されにくくなります。血液がスムーズに流れていれば、老廃物が溜まることもなく、筋肉も緊張しなくてすむのです。 血液の流れが悪いと、細胞に酸素や栄養が届きません。代謝の際に排出される老廃物を回収することもできません。その結果、むくみや生理不順、眼精疲労や肌荒れなどにつながってしまうのです。 また、耳周りの血流が悪くなれば、耳鳴りや難聴、めまいなどが起こりやすくなります。血行が悪く肩こりがあったり、自律神経が乱れていたりするとさらに血管が収縮してしまうので、血行不良が悪化し、耳鳴りの症状が悪化することもあります。 血行不良は体調不良だけでなく、血管を詰まらせ、心疾患や脳疾患など命にかかわる病気の原因となるものです。血のめぐりをよくすることはさまざまな体の不調を改善し、危険な病気を防ぐことにつながります。 冷え性を改善するには、日常生活の中で体を冷やさず温めることが必要です。
  • 冷たい飲み物を控え温かい飲み物を飲む
  • 質のよい睡眠をとる
  • ストレスを溜めない
  • 冷房の効いた部屋ではひざ掛けなどを使い体を冷やさない
  • シャワーだけではなく湯船に浸かる
  • 運動をして筋肉量を増やす
  • ツボ押しなどマッサージをする
ふくらはぎや足裏などのツボを押したり、マッサージをしたりすることで血行がよくなり、冷えた足も温かくなるでしょう。足湯などもおすすめです。 筋肉量が増えると体内で熱を発生しやすくなったり、血液循環がしやすくなったりします。スクワットやウォーキングを定期的に行うようにしましょう。 冷たいものばかり飲んでいると体を冷やしてしまいます。温かいイチョウ葉のお茶やポリフェノールが豊富なルイボスティー、生姜紅茶などを飲むのもおすすめです。

イチョウ葉は血管を保護し動脈硬化を予防する効果が期待できる

イチョウ葉に含まれるフラボノイドには血管を保護する働きがあると言われています。血流が悪くなると、血管に負担をかけてしまいます。また、加齢とともに血管も老化するため、血管にさまざまな障害が出やすくなるのです。 ドロドロ血液や血管の老化は動脈硬化を悪化させます。動脈硬化とは血管が硬くなり、柔軟性を失った状態です。特に血液中の悪玉コレステロールが多いと、動脈硬化を起こしやすいと言われています。 悪玉コレステロールが多いと、血管に傷がつきやすくそこから悪玉コレステロールが血管の内部に入り込み、酸化LDL(悪玉コレステロール)に変わり、血管壁に「コブ」を作ります。そのコブが破れると血栓ができ血管が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などを引き起こすのです。 イチョウ葉は悪玉コレステロールの酸化を抑え、血栓を作らないようにする働きがあると言われています。 動脈硬化を予防するには、血流をよくし、血管に負担をかけない生活習慣をして健康な血管を維持することが重要です。 動脈硬化予防のポイントには次のようなものがあります。
  • 脂肪分の多い食事を摂り過ぎない
  • 血流改善に役立つ食品(お茶、魚、海藻、納豆、酢、きのこ、野菜、ネギ)を摂る
  • 定期的に運動をする
  • タバコを吸う場合は禁煙をする
  • 高血圧にならないよう塩分を控える
  • ストレスを溜めずに発散する
喫煙は動脈硬化を進行させる大きな要因の一つです。
喫煙者では、非喫煙者と比べて心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症、腹部大動脈瘤などの動脈硬化性疾患が発症しやすく、喫煙本数が多いほど危険が増加することも明らかになっています。 引用元:一般社団法人 日本動脈硬化学会 動脈硬化症疾患と喫煙
1日1本の喫煙でも動脈硬化の発症率は上がります。本数を減らすだけでなく、完全な禁煙を目指すことをおすすめします。 高血圧は動脈硬化の原因になる疾患です。血圧が高いままだと、血管に負担がかかってしまうためです。禁煙や適度な運動のほか、塩分の摂りすぎには注意が必要です。 ストレスを発散できないと、交感神経が優位に立っている状態になり血圧が上昇し、血管に負担がかかります。さらに、ストレスは活性酸素の発生量を増やし、悪玉コレステロールを酸化させてしまうリスクが高まるのです。 ストレスを溜めないためにも、質のよい睡眠、湯船に浸かるなどのリラックスタイムを作る、悩みは誰かに打ち明けて気持ちを軽くする、運動をして汗をかくなど、自分なりのストレス発散方法を見つけましょう。

血小板を凝固させる作用を抑える働きがあるため血栓ができるのを防ぐ

イチョウ葉は血小板の働きを抑制し、血液が固まるのを防ぎ血栓ができるのを予防する効果があると言われています。イチョウ葉には、PAF(血小板活性化因子)の作用を防ぐ働きがあるのです。 PAFは血小板を必要以上に活性化させるだけでなく、血液中の水分を減少させてしまう作用もあると言われていて、その作用が血液の粘度が高まりドロドロとした血液の原因になってしまうことがあります。 血栓とは血液の中にできる血の塊です。血栓ができれば血液が流れにくくなり、脳梗塞や心筋梗塞などの発症につながります。
血栓予防には水分補給が効果的と言われています。喉が渇く前に、こまめに水分を摂るようにしましょう。また、血流をよくすることが必要です。特にデスクワークなどで同じ姿勢で座っている時間が長い場合は、定期的にストレッチをしたり、机から離れて歩いたり、足のマッサージなどをするようにしましょう。

イチョウ葉の抗酸化作用が老化を防ぐ

イチョウ葉は活性酸素を取り除く働きがあり、老化を防ぐ効果が期待できます。 活性酸素は免疫機能を高めウイルスやがん細胞を攻撃する働きがある一方で、増えすぎると細胞をサビさせ老化させてしまいます。
抗酸化防御機構による活性酸素種の消去能力を上回る活性酸素種は、タンパク質や脂質、糖質、核酸などの生体成分を酸化修飾し、生理機能の低下、疾病の発症や進行、老化などの一因となることが報告されています。 引用元:東邦大学 生体内のレドックス(酸化還元)反応と活性酸素種
過剰に活性酸素が増えることで、以下のようなさまざまなデメリットが生じます。
  • 正常な細胞を傷つけガンの原因を作る
  • 悪玉コレステロールを酸化させ動脈硬化を進行させる
  • コラーゲンやエラスチンが酸化され肌のハリを失う、シワやたるみの原因になる
  • メラニン色素を増やしシミを作る
イチョウ葉には上記のような作用をする活性酸素の働きを抑え、酸化を防ぐとされています。イチョウ葉を体内に取り入れ、抗酸化作用で病気や肌荒れなどを防ぐのも方法の一つですが、活性酸素を増やさない生活をすることも必要です。 活性酸素が発生する原因はさまざまです。
  • 呼吸
  • 薬の代謝
  • 細菌やウイルス
  • 過度の運動
  • ストレス
  • 炎症
  • 紫外線
  • 大気汚染
  • 喫煙
  • 洗剤 など
活性酸素は増えすぎないようにすることが重要。そのために必要なのが抗酸化です。抗酸化作用を高めるには、イチョウ葉のような抗酸化作用のある成分を摂取することと、活性酸素を過剰に発生させない生活をすることです。 抗酸化作用のある主な成分と言えば、ビタミンC、ビタミンE、やポリフェノール、カロテノイド、ミネラルです。 イチョウ葉に含まれるフラボノイドもポリフェノールの一種で、ほかには以下のような種類があります。
成分 多く含む主な食品
アントシアニン ブルーベリー、ラズベリー、クランベリー、カシス、赤ワイン、いちご、黒豆、ナス、ブドウ
イソフラボン 納豆、豆腐、豆乳、おから、きな粉、味噌、しょうゆ、煮豆、油揚げ
ルチン そば、ケール、アスパラガス、グレープフルーツ、りんごの皮、みかん、トマト、レモン
セサミノール 白ごま、黒ごま、金ごま、ゴマ油、胡麻豆腐
サポニン 大豆、おから、油揚げ、豆乳、高野豆腐、納豆、ごぼう、高麗人参、お茶
抗酸化作用のある食品を意識して食事に取り入れてみましょう。また、普段の生活においても、紫外線対策をする、禁煙をする、ストレスを発散させる、飲酒は控えめにする、など活性酸素を過剰に発生させないよう、注意することです。

イチョウ葉の認知症に対する効果は明確ではないが研究が続けられている

イチョウ葉は認知症に有益であるという研究も見られます。 イチョウ葉は脳の血流をよくすることや抗酸化作用が期待されること、さらにアルツハイマー病の原因とされるアミロイドβの蓄積を防ぐと言われていることなどから、認知症の予防に効果が期待されるということです。 一方で、明確に効果があるという成果が出ていないという研究結果もあります。 しかしながら、イチョウ葉エキスは医薬品として扱われ、認知症の治療に用いている国もあります。日本ではまだ医薬品としては認められていませんが、イチョウ葉エキスが配合されている健康食品は多数製造されています。 イチョウ葉の認知症に関する文献はさまざまですが、イチョウ葉の血流をよくする作用や酸化を抑える作用をはじめ、記憶障害や認知症予防に対する研究は続けられています。

イチョウ葉に含まれるフラボノイド類やテルペノイド類が体を健康にする

イチョウ葉にはフラボノイド類とテルペノイド類が含まれ、それらの成分が相乗的に働きことでさまざまな効果が期待できると言われています。 イチョウ葉に含まれるフラボノイド類とテルペノイド類には次のような成分があります。
フラボノイド類 ルチン、ケルセチン、ケンフェロール、イソラムネチンなど
テルペノイド類 ギンコライドA、ギンコライドB、ギンコライドC、ビロバライドなど

イチョウ葉には多彩なフラボノイドが含まれている

ポリフェノールの一種であるフラボノイドは植物の葉や茎、根、花、種子、幹などに含まれる成分で、植物自身を守るための機能が備わっています。 紫外線を防ぐ抗酸化作用、害虫などから自身を守る殺菌作用などがあると言われ、その働きが人間の健康にも役立つと考えられています。 中でもフラボノイドの血管の健康を守り、血流をよくするといった働きはイチョウ葉の代表的な機能として注目されているのです。イチョウ葉には二重フラボンといって2つのフラボノイドが重なった成分が6種類も含まれ、血行をよくする効果がより高いと言われています。 イチョウ葉に含まれるフラボノイド類には、それぞれ次のような効果が期待できます。
ルチン 毛細血管を丈夫にして血管を健康に保つ、体内の活性酸素が増えるのを防ぐ、ビタミンCの吸収を促す
ケルセチン 抗酸化作用、抗炎症作用、血圧の上昇を抑える
ケンフェロール 抗酸化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用
イソラムネチン 心房細動の予防、抗肥満効果、抗酸化作用
フラボノイドはビタミンPとも呼ばれ、毛細血管を強く健康にして血行をよくする、またビタミンCをサポートする働きがあると言われています。

イチョウ葉に含まれるギンコライドは高い抗酸化作用が期待できる

イチョウ葉エキスの香り成分であるギンコライドは、高い抗酸化作用が期待できる成分です。また、血小板活性因子のPAFの過剰な働きを抑え、血栓を予防する作用があるとされています。さらに、ギンコライドには女性ホルモンのエストロゲンの分泌を促す働きも期待されています。 テルペノイド類の一つであるビロバライドも血流改善に一役買っています。脳にも血液や酸素がしっかり運ばれることで、脳の活性化にもつながるといった効果が期待されているのです。

イチョウ葉に含まれるギンコール酸には注意が必要

イチョウ葉にはギンコール酸という注意しなければならない成分も含まれています。ギンコール酸は有害な成分であり、摂取量に注意しないと健康に害が及ぶリスクがあります。 人によってはアレルギーや接触性皮膚炎などを発症するケースもあるので、サプリメントなどを選ぶ際にはギンコール酸の含有量に注意しましょう。

イチョウ葉はサプリメントやお茶で摂取できる

イチョウ葉を摂取する主な方法には、サプリメントやイチョウ葉のお茶を入手するといった方法があります。

イチョウ葉サプリメントなら安全に効率よく成分を摂取できる

サプリメントならイチョウ葉の成分を効率よく摂取できます。イチョウ葉にはギンコール酸といった注意しなければならない成分も含まれます。サプリメントなら成分の含有量もチェックできるので、安全に成分を摂取できるでしょう。
イチョウ葉の1日の摂取目安は、60~240mgです。1粒の中にイチョウ葉エキスが20mg以上含まれているものを選び、数回にわけて摂取するのがおすすめです。また、ギンコール酸は5ppm以下である点もチェックしましょう。

イチョウ葉サプリメントは目的に合ったもの選ぶ

イチョウ葉サプリメントは主に血行促進や抗酸化作用が期待できるものが多く出ていますが、それぞれ特徴があります。それぞれのサプリメントのセールスポイントやこだわりなどを確認し、自分の目的に合ったものを選びましょう。
特徴やこだわり こんな人におすすめ
イチョウ葉エキスのほかビタミンなどほかの成分が配合 1種類のサプリメントでさまざまな効果を期待したい
イチョウ葉エキスの質や量にこだわっている イチョウ葉エキスのみを摂取したい。質にこだわりたい、製造方法や原料などが気になる
安全性にこだわりがある 保存料や着色料など添加物などが気になる。ギンコール酸に注意したい
低価格で品質がよい 品質がよく価格を抑えて購入したい
服用回数が少ない 1日に何度も服用したくない。サプリメントを持ち歩きたくない
パッケージにこだわりがある 外出時に携帯したい。パッケージの見た目や保存のしやすさにこだわりたい
大容量で販売 何度も購入する手間を省きたい。継続して使用すると決めている
イチョウ葉サプリメントを何度か飲んだことがあり、定期購入をしたいという場合もあるでしょう。定期購入にすれば毎回注文する手間を省けられて、注文し忘れた、ということもありません。割引価格で購入できるのもメリットです。 ただし、定期購入を契約する際は、解約に関する条件や支払いのタイミング、配送のタイミングなどについてしっかり確認をしてから申し込みをしましょう。

イチョウ葉サプリメントを継続するには飲みやすさや続けやすさが必要

サプリメントは飲んで数日で効果を実感できる、ということはほとんどありません。食事で摂るには不十分な栄養素を補給するのがサプリメントです。 サプリメントは継続して使用することで健康を維持することが目的です。継続するためには、飲みやすさや使いやすさなど以下の点をチェックしましょう。
  • サプリメントの形状や粒の大きさ
  • 使用する頻度
  • 持ち運びのしやすさ
サプリメントの形状には粒タイプやカプセルタイプのほか、パウダータイプ、ドリンクやゼリータイプ、チュアブルタイプなどがあります。自分が飲みやすい形状のものを選びましょう。外出先で飲むことが想定される場合は、水なしでも飲めるチュアブルタイプなら便利です。 また、粒タイプのものは粒の大きさも確認できるとよいです。粒が大きいと飲みにくいこともあり、飲みにくいとストレスになり続けていくのが難しくなります。 サプリメントやイチョウ葉エキスの摂取量によって1日の服用回数が異なります。1日1回なら自宅で服用すればよいので外出時に持ち歩くことも、持参するのも忘れて飲めなかった、ということもないでしょう。飲み忘れを防ぎやすい点もメリットです。 ただし、はじめて服用する場合などは20mgずつ1日に3回服用するなど、分けて飲む方が安心の場合もあります。自分にとって都合のよい頻度で使用できるサプリメントを選ぶことも継続するためには必要です。 イチョウ葉サプリメントを持ち運びする場合は、ピルケースなどに入れて持ち運ぶのも一つの方法ですが、適当なケースがない場合は、チャック付きなど携帯に適したパッケージがおすすめです。

イチョウ葉サプリメントの飲み忘れなどをしない工夫

イチョウ葉サプリメントは1回飲み忘れてしまったから効果が半減した、ということはありませんが、決められた回数をきちんと摂る方が効果は期待できます。「うっかり忘れてしまった」ということを何度もしないためには、次のような工夫をしてみるとよいでしょう。
  • サプリメントを飲むタイミングを決める
  • 飲んだ後チェックをする
  • サプリメント置き場を決めておく
  • スマホのアラームを設定する
  • 1日1回の服用でイチョウ葉エキスを摂取できるサプリメントを選ぶ
飲み忘れを防ぐには、飲む習慣をつけること。習慣にするには飲むタイミングを決めておくとよいです。イチョウ葉サプリメントは基本的にはいつ飲んでもよいことが多いものです。 そこで、食事前、お昼休憩、寝る前、歯磨きをした後など、自分の飲みやすいタイミングで飲むことを習慣にすると飲み忘れを防げます。 服用後はカレンダーやメモ帳などにチェックをしておくと、飲み忘れを防げると同時に、「飲んだのか飲まなかったのかわからない」ということもありません。 サプリメントは目のつきやすい場所を決めて保管するのもおすすめです。 どうしても飲み忘れてしまう、という人はスマホのアラームを設定したり、家族に確認を頼んでおいたりするとよいでしょう。 サプリメント会社によっては、チェック機能があったり、チェックしていないとLINEや電話でお知らせをしてくれたりする「飲み忘れ防止機能」を提供しているケースもあるので利用してみるのもおすすめです。

イチョウ葉以外の配合成分をチェック

サプリメントによってフラボノイドやギンコライドのほかに、さまざまな成分が配合されているものも多いです。どのような成分が配合されているか、自分の欲しい成分が配合されているか、をチェックして選ぶとよいでしょう。 イチョウ葉エキス以外に、次のような成分が配合されていることも多いです。
ビタミンB 酵素の働きをサポートし代謝を促す。免疫機能の向上や脂質の代謝を促進する
ビタミンE 強い抗酸化作用を持ち細胞の酸化を防ぐ
DHA ・EPA 血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぐ
高麗人参 疲労回復、免疫力アップ、血行促進、代謝の促進をサポート
GABA 精神を落ち着かせる、血圧降下をサポート
オメガ3脂肪酸 必須脂肪酸の1つで生活習慣病の予防に役立つと言われている
ルテイン 抗酸化作用があり、目の健康を維持する成分として知られている
気になる症状や改善したい点があるなら、それに対応した栄養素が含まれているサプリメントを選びましょう。

イチョウ葉サプリメントを選ぶ際は安全性を確認

イチョウ葉サプリメントを選ぶ際は、効果だけでなく安全性を確認することを忘れないようにしましょう。安全かどうかを見極めるポイントとしては、次のような点があります。
  • GMPマークやJHFAマークがある
  • ギンコール酸に関する説明がある
  • 知名度があり信頼できる会社が販売している
  • 信頼性のあるWebサイトで販売している
GMPとは「適正製造規範」といって、適正な製造・品質管理をしている工場で製造されたことを証明するものです。GMPマークがあれば、適正な製造管理と品質管理のもと製造されたことを認められたということ。承認は1度ではなく3年毎の更新申請も必要です。
JHFAとは認定健康食品といって、製品の品質や安全性を証明するものです。JHFAマークがあるということは、定められた品質基準を守って安全な製品を製造しているということです。
先に述べたように、イチョウ葉にはギンコール酸という注意したい成分が含まれています。ギンコール酸の含有量(5ppm以下)が守られているか、どのように処理されているかなど安全であることがわかる説明があるサプリメントなら安心です。 イチョウ葉のサプリメントはさまざまな会社から販売されています。残念なことに、すべての会社が安全で有効性が期待できるサプリメントを販売しているとは限りません。 中には含有量をごまかして表記していたり、不純物が入っていたりするケースもあります。特に個人輸入の海外製サプリメントは、日本人の体質に合わない成分が入っていたり、基準値以上の成分の含有量だったりすることもあり、注意が必要です。 効果が期待でき、安全に服用できるサプリメントを入手するには、信頼できるWebサイトを利用しましょう。次のようなWebサイトは利用しない方が無難です。
  • 「必ず血液サラサラになる」「すぐに病気が治る」など断定的・誇大表現をしている
  • 相場よりもかなり安価で販売している
  • 固定電話番号や住所が記載されていない
  • 相談窓口の連絡先が記載されていない
また、定期購入に関する条件などが明確でなく解約したいときに解約できない、「お試し」のつもりが定期購入が条件であることが後で判明した、といったトラブルもあります。 イチョウ葉サプリメントをはじめサプリメントは継続することが必要ですが、最初から定期購入の契約をするのは避けた方がよいです。 購入したサプリメントが体に合わない場合もあります。苦味が強かったり、香りが自分には合わなかったりすることもあるでしょう。 解約をしたいと思っても違約金などを請求されることもあるものです。定期購入に関する条件などはしっかり確認することが重要です。 そのようなトラブルに巻き込まれないためにも、サプリメントを購入する際は信頼できるWebサイトを利用するようにしましょう。

イチョウ葉はお茶で摂取することもできる

イチョウ葉エキスをブレンドしたお茶もあります。サプリメントは飲み慣れていないという人でも、お茶なら気軽に抵抗なくイチョウ葉を摂取できる人もいるのではないでしょうか。 イチョウ葉含有のお茶もいろいろです。お茶だからと安易に選んではいけません。フラボノイドやギンコライドの含有量、またギンコール酸が除去されているかなどを確認し、適したお茶を選びましょう。 イチョウ葉のお茶はどのような味がするのでしょうか?イチョウ葉のお茶を飲んだ感想や口コミには、次のような声があります。
  • 冷やすとちょっと苦味を感じるが、ホットならおいしい
  • 思ったより飲みやすい
  • 濃さを自分で調節できるので便利
  • 渋みはあるがおいしく飲める
  • 独特な味がするが慣れれば飲みやすい
温かいお茶は体を温め、体も心もリラックスさせてくれます。好きなタイミングで飲めるのも便利はものです。ただし、煮だしすぎると苦味が出やすく飲みにくくなります。蒸らす時間や飲み方などは、説明書に書いてある内容を守って飲むようにしましょう。

イチョウ葉の副作用や摂取する際の注意点

イチョウ葉の成分が身体に影響を与える可能性がある以上、摂取方法には注意が必要です。イチョウ葉を摂取する際の副作用や注意点について知っておきましょう。

摂取量を守り必要以上の成分を摂らない

サプリメントやお茶などでイチョウ葉を摂取する際には、過剰に摂取しないようにしましょう。 1日の摂取量は60mg~240mgです。過剰に摂取すれば副作用が生じるリスクが高くなるだけでなく、イチョウに含まれる有害な成分が体に悪影響を及ぼす危険性があります。
生または煎ったイチョウの種子および加工していないイチョウの葉は、有害な量の毒性物質を含んでいる可能性があります。 引用元:厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』 eJIM 安全性について
イチョウに含まれるギンコール酸は有害物質の一つで、サプリメントなどの含有量も5ppm以下と決められています。ギンコール酸はイチョウの種子の皮や葉に含まれ、臭いや毒性でほかの動物から種子を守る役目を果たしています。
ギンコール酸の作用は人の体にとって、アレルギー反応や腹痛、頭痛などを引き起こす危険性があるのです。ギンコール酸は適切に処理をしたものを摂取する必要があります。自分でイチョウを集めてお茶などを作らないようにしましょう。

イチョウ葉の摂取により副作用が生じる可能性もあるため適切な摂取が必要

サプリメントやお茶から摂取できるイチョウ葉は安全なものであることが多いものですが、必ずしも副作用がないとは言いきれません。 イチョウ葉の摂取により起こる可能性のある副作用には、次のような症状があります。
  • 頭痛
  • 胃腸障害
  • めまい
  • 動悸
  • 便秘
  • 皮膚アレルギー反応 など
副作用を起こさないためには、安全性が確認されているサプリメントやお茶を選ぶことも大切です。イチョウ葉の摂取量をきちんと守ることも必要です。信頼できる会社のものでも、自分の体質に合っていない場合もあるので、最初は少量から摂取した方がよいでしょう。 また、体調がすぐれないときなどは、摂取を控えるようにしましょう。症状が改善されない場合はすぐに医療機関で診察を受けることをおすすめします。

イチョウ葉の摂取に注意しなければならないケースもある

病気の治療をしている場合や服用中の薬がある場合など、イチョウ葉の摂取には注意が必要なケースがあります。
例えば、血液の流れをよくする薬(ワルファリンやアスピリンなど)、非ステロイド性抗炎症薬(ジクロフェナクやイブプロフェンなど)、降圧薬などを服用している場合は注意しましょう。
イチョウ葉には血管を広げて血流をよくする作用や、血液を固める働きを抑える作用があると言われています。その影響で出血しやすくなる可能性があります。 また、抗てんかん薬を服用している場合も、イチョウ葉を摂取する際は医師に相談をするようにしましょう。 さらに、妊娠中のイチョウ葉の摂取はリスクを伴う可能性があるので注意が必要です。特に出産間近の状態でイチョウ葉を摂取すると、早産のリスクを高めたり、出産時に出血の量が増えてしまったりすることが考えられます。 イチョウ葉の摂取によって、薬の効果が過剰に出たり、薬の効果を低下させてしまったりすることもあるものです。服用中の薬がある場合は、イチョウ葉の摂取をする前に医師に相談をしましょう。

「イチョウ葉の効果」に関するよくある疑問

「イチョウ葉の効果」に関するよくある疑問を集めてみましたので、参考になさってください。

Q イチョウ葉を摂取すると冷え性が改善されますか?

A  イチョウ葉には血管を広げ血行をよくする作用があると言われています。その働きにより、指先や足先まで血液が行き渡るようになるため、冷え性の改善効果が期待できます。 ただし、冷たいものばかり飲んだり、食べたり、体を冷やすような生活をしていると冷え性の改善にはつながりません。イチョウ葉を摂取するだけでなく、体を温める生活習慣を身につけることをおすすめします。

Q イチョウ葉を摂取してはいけない人はいますか?

A 病気や服用している薬によっては、イチョウ葉の摂取をしない方がよい場合があります。 血液の流れをよくする薬やアレルギーを起こしやすい人、妊娠中の人、手術を控えた人、場合によっては歯の治療をしている人もイチョウ葉の摂取を控えた方がよい場合もあります。イチョウ葉を摂取する前に医師に用談をするようにしましょう。

Q イチョウ葉を摂取したいのですが自分でイチョウからお茶を作っても大丈夫ですか?

A 自分でイチョウの葉などを集めてお茶を作るのはおすすめしません。 イチョウにはギンコール酸という有害物質が含まれています。イチョウの種子や葉などに含まれているので、アレルギーがあったり、肌が敏感な状態だったりすると、かゆくなったり、赤くなったり、ひどいとかぶれてしまうこともあります。 自分でギンコール酸を取り除くのは簡単ではありません。少量であればトラブルは生じないとされていますが、頭痛や吐き気、アレルギー反応など悪影響がでる危険性もあります。 イチョウ葉を摂取したい場合は、規定を守って製造されたサプリメントやお茶を服用した方が安全です。

Q イチョウ葉に含まれるフラボノイドとはどのような効果が期待できる成分ですか?

A ポリフェノールの一種であるフラボノイドは、活性酸素が増えるのを抑えて老化を防ぐ抗酸化作用、血管の健康を維持して血行をよくする効果、血液が固まるのを防ぐ血栓ができないようにする働き、エストロゲンと似た働きによって更年期障害の症状を緩和する効果などが期待できます。

Q イチョウ葉は治療薬として使われている成分なのですか?

A ドイツやフランスなどヨーロッパでは治療薬として使用されていますが、日本では医薬品として承認されていないので治療薬としては使われていません。 ドイツやフランスでは認知症や血流をよくする医薬品として医療分野で活用されています。日本では医薬品としては使用されていませんが、健康食品としてサプリメントやお茶で摂取することが可能です。 日本で治療薬として使用されていないからといって、摂取しても全く効果がないというわけではありません。イチョウ葉についての研究成果はあるものの、日本では医薬品として承認される基準が厳しいのです。 医薬品として認められるには、成分の調査や治験、効果効能、副作用、副作用が出た場合の対処法などさまざまな研究を重ね、審査に通る必要があります。効果や安全性が認められるまでには、時間がかかってしまうのです。

イチョウ葉の血流改善の働きで健康な体を手に入れる

イチョウ葉には血流をよくする働きや酸化を抑える働きなどがあるとされ、冷え性の改善や動脈硬化予防、血栓予防、シワやたるみなどを防ぐなどの効果が期待できます。 イチョウ葉はサプリメントやお茶から気軽に摂取できますが、安全性を確認して選ぶ必要があります。イチョウ葉の含有量のほか、有害物質とされるギンコール酸の含有量などもチェックして安心して服用できるものを選びましょう。 また、イチョウ葉の効果だけに頼るのではなく、血行をよくする、活性酸素を必要以上に増やさない生活習慣を身につけることも大切です。

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