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記事: グルコサミンは本当に効果がある?健康・美容への影響と注意点を解説

グルコサミンは本当に効果がある?健康・美容への影響と注意点を解説

よくCMなどでも見かける「グルコサミン」は、骨と骨を結合する「軟骨」の成分を構成するアミノ糖の一つです。関節痛や膝などの痛みに効く、加齢に伴う体の不調を予防する…といった売り文句で宣伝されているのを見聞きしたことがある人もいるのではないでしょうか? この記事では、グルコサミンが具体的にどのような効果を、どのようなメカニズムで引き起こすのかについてご紹介していきます。 「名前は知っていても実際の効果や注意点は知らない」という人も多いグルコサミンですから、やみくもに「試してみよう」と考える前に、より効果の出る接種方法や最適な摂取量、注意点や副作用などの可能性も見ておきましょう。

グルコサミンとは?軟骨の主成分であるアミノ糖の一種

まずはグルコサミンについて、どのような成分であるかについて簡単に見ていきましょう。アミノ糖としてのグルコサミンの働きや、なぜ人の身体に必要とされているのかについて解説します。

グルコサミンはアミノ糖の一つ

グルコサミンとは、軟骨を形成している物質の元となる成分です。アミノ糖の一つとして知られており、関節の軟骨を生成するために必要な原料として知られています。 もともと体内でも生成されている成分の一つであり、カニやエビなどの甲殻類の殻に含まれる、「キチン質」という成分が分解されることで作られます。
キチン質は、甲殻類に含まれている食物繊維のことです。人の身体でも消化可能な点が特徴であり、人の細胞を酸化(老化)から守る抗酸化作用や、免疫を促す作用、脂質の低下を促す作用など…様々な作用が期待されています。
グルコサミンは基本的にサプリメントなどの機能性食品から摂取できるとされていますが、無理にサプリメントを使わなくても、カニやエビと言った甲殻類の甲羅を原材料にした料理などからも摂取可能です。

関節の軟骨を構成する成分

グルコサミンがよく関節痛などの予防・対抗策として広告されているのは、グルコサミンが関節内で骨関節の中にある「軟骨」の主成分として活躍しているからです。
軟骨は関節のクッションとして働いている部位です。軟骨は加齢や筋肉量の低下などによって徐々にすり減っていき、軟骨がすり減ることによって間接のクッションとしての働きがなくなるため、関節痛などの症状を引き起こします。
軟骨が減ってしまうと、関節を曲げたり動かしたりした際に骨と骨がぶつかったり、骨が変形したりなど、様々なトラブルが引き起こされます。 人の身体にある関節の数は200や300以上とも言われており、その一つ一つが指や手、足など、身体の複雑な動きをこなすために存在しています。軟骨の成分は65%以上が水分で構成されており、残りの成分はグルコサミンを原料にして生成されています。 そのため、軟骨の主成分をグルコサミンで補うことにより、関節や軟骨から生じる様々なトラブルを予防・対策する効果が期待できるとされているのです。

加齢とともに体内で作られる量が減っていく

軟骨は加齢や運動不足などによって徐々にすり減っていきます。若く代謝が良い時代には体内でも軟骨の生成が行われますが、加齢とともに代謝が衰えていけば、軟骨の生成も次第に失われていきます。 つまり軟骨の生成量が減っていくにつれて、関節に生じる痛みやトラブルのリスクも次第に大きくなっていくというわけです。 減っていく軟骨を補う方法の一つとして、グルコサミンの摂取が挙げられます。再び軟骨のクッション性や弾力性を補い、骨関節に生じるトラブルリスクを予防・対策するためには、生成量が減っていく軟骨を補うために外部からグルコサミンを摂取する方法が効果的とされているのです。
また、軟骨はただ生成量が減っていくだけではなく、加齢とともに正常に働かなくなるリスクも持っています。つまり骨と骨がぶつかる際のクッションの役割を上手く果たせなくなる可能性もあるため、やはりグルコサミンなどの有効成分を外部から積極的に摂取することが大切です。

グルコサミンの1日の摂取量目安

グルコサミンはただ摂取すれば良いというわけではなく、1日に必要な量を把握して、サプリメントや日々の食生活などで計画的に摂り入れていくことが大切です。 グルコサミンの1日当たりの摂取量は1,500㎎程度が目安であるとされています。グルコサミンの摂取に使う食品が自然食品なのか、それともサプリメントなのかによって、目安の摂取量を満たすための条件は大きく変わるでしょう。 効率的に1,500㎎のグルコサミンを1日に摂取するならサプリメントがおすすめですが、サプリメントにも様々な特徴を持つものがあるため、事前に良く吟味して選ぶようにしてください。
例えば1日の摂取量を満たすために、1粒だけで済ませられる商品もあれば、1日に複数粒を飲まなければならない商品もあります。また、サプリメントによって含まれているグルコサミンの成分や継続可能な日数が異なりますから、経済的な面での続けやすさも考えましょう。
ちなみに1日当たりの摂取量が1,500㎎というのは、継続して摂取し続けることで効果が表れるという意味での目安量です。毎日欠かさずに1,500㎎のグルコサミンを摂り続けることで効果があらわれ、持続していきます。

コンドロイチンとの違いや関係性

グルコサミンとよく一緒にあげられやすい健康成分として「コンドロイチン」という成分を見聞きしますね。実際にグルコサミンもコンドロイチンも、どちらも膝などの関節や軟骨を保護する働きを持っているため、2つの成分を相乗効果であげることは珍しくありません。 グルコサミンと違って、コンドロイチンはサメの軟骨成分として知られており、ネバネバとした性質の成分を含んでいます。 軟骨の他にも、皮膚や粘液、角膜、血管壁といった、人の身体の様々な部分を構成する成分です。 コンドロイチンもグルコサミンと同様に、体内で生成される成文ですが、加齢や代謝の低下によって生成量が減っていくため、食品やサプリメントなどの方法を使って外部から摂取することが大切です。
ちなみにグルコサミンが「アミノ糖」の一種であるのに対し、コンドロイチンは「ムコ多糖」と呼ばれる、アミノ糖が連なってできた多糖体です。コンドロイチンは「プロテオグリカン」という呼び方でも知られており、軟骨がすり減って関節にトラブルを起こすリスクを予防・対策するための成分としても認識されています。
グルコサミンを摂取する際、コンドロイチンを併用することによって相乗効果が生まれ、関節痛などの軟骨に関するリスクを予防・対策する効果が高くなることが期待されています。そのため、グルコサミンとコンドロイチンの2つが同時に含まれたサプリメントも販売・提供されています。

グルコサミンの健康効果は本当にある?研究結果などと共に解説

ネットなどで調べてみると、グルコサミンには「効果がない」という言葉を見聞きしたことがある人もいるのではないでしょうか?実際にグルコサミンにどの程度の効果が認められているのか、効果は体のどんな範囲に影響をもたらすのかを見ていきましょう。

グルコサミンと関節痛の関係性

グルコサミンは人の身体の関節軟骨を構成するために欠かせない成分です。そのため、加齢などによる関節痛の傷みや症状を和らげる働きが期待されています。
関節痛とは、関節に炎症が起きる「関節炎」によって痛みや刺激を覚える症状のことです。関節痛の原因は風邪を引いたときによるウイルス感染や通風など様々ですが、関節が腫れたり、関節が変形したりといったものも含まれます。
グルコサミンを継続して摂取し続けることにより、関節痛が緩和されたという臨床試験のデータがあります。 サプリメントなどの販売会社が行った臨床試験には「データの信ぴょう性」についての否定的な意見もありますが、軟骨成分を補う働きがあるため、関節痛に繋がる原因や症状の予防策として効果は期待できるでしょう。
また、グルコサミンには炎症細胞である好中球の働きを抑えるという働きが、近年の研究で明らかになっています。つまり炎症から生じる関節痛には、グルコサミンの働きで炎症を抑える効果も期待できるとういわけです。

変形性膝関節症の予防効果

変形性膝関節症は、膝の関節にある軟骨が少しずつすり減っていくことによって生じる症状です。変形性膝関節症が悪化すると、上記のような症状が起こります。
  • 膝の曲げ伸ばしが難しくなるs
  • 膝を動かすと痛みが生じる
  • 歩くことが困難になる
最終的に骨が変形してしまい、薬や運動で症状を緩和させるか、手術を行うなどの方法を取らなくてはなりません。
変形性膝関節症が進行すると、痛みによって足を動かせなくなるため、膝周りの筋力が自然と衰えていってしまい、さらに膝に負担がかかってしまうという悪循環に陥ります。
変形性膝関節症の予防や対策方法には、ストレッチやトレーニングといった運動習慣が挙げられますが、日常的にグルコサミンを摂り入れるという方法もあります。 変形性膝関節症は、グルコサミンやコンドロイチンの摂取によって痛みの緩和が見られたという研究結果が、米国国立衛生研究所にて明かされています。
行われた研究では、変形性膝関節症の患者を対象として、グルコサミン塩酸塩、コンドロイチン、両方のサプリメント併用、変形性膝関節症の処方薬、プラセボ薬それぞれを投与した患者を比較しました。痛みが中程度~t重度でグルコサミンとコンドロイチンを併用した参加者には、改善のエビデンスが認められたとのことです。
他にも、ヨーロッパ等様々な国、機関でグルコサミンの摂取後に関する膝の感覚や機能の改善効果が報告されています。 また、変形性膝関節症の原因である軟骨のすり減りも、グルコサミンの摂取によって軟骨の主成分を補うことに繋がり、症状の予防と緩和に繋がるでしょう。 変形性膝関節症は年齢と共に増加し、特に50歳以降から症状が生じるケースが多くみられます。変形性膝関節症の症状を自覚している人だけでなく、若い年代のうちから積極的にグルコサミンを摂取して、変形性膝関節症の対策を練っておくのも良い方法です。

抗炎症作用と血液循環、心血管疾患に対する効果

グルコサミンには抗炎症作用が認められています。もともと関節炎や変形性膝関節症などにグルコサミンが効くというデータが提示されているのは、関節に生じる炎症を、グルコサミンの持つ抗炎症作用が緩和していることにも由来しています。
身体に生じる炎症反応の原因の一つは、好中球を活性酸素が刺激することです。グルコサミンを加えることで活性酸素の生成が押さえられ、好中球への刺激が減り、炎症作用を抑えるという研究データが明らかになっているのです。
グルコサミンの持つこの抗炎症作用は、関節炎や関節リウマチなどにも良い影響を与える可能性が期待できるとして、現在も研究が続けられています。 また、グルコサミンの持つ抗炎症作用は、血液循環を良くするといった結果や、心血管疾患に作用するというデータも明らかになっています。 ある研究機関では、グルコサミンを使用したグループは他の補助剤の使用なども併用することにより、心血管疾患のトラブルが15%低下したというデータが明かされています。 心血管疾患にまつわるグルコサミンの研究は、アメリカやイギリス等、様々な大学や研究機関でも現在進行形で行われており、今後さらなるエビデンスの発見が期待されています。
ちなみに、心臓に繋がる血管などに異常が生じる「心血管疾患」は、喫煙者に特に多くみられて言います。喫煙による炎症ストレスが大きい人達とグルコサミンの相互作用についても、現在研究が続けられています。

美容にも効くって本当?グルコサミンの美肌・アンチエイジング効果

グルコサミンは上記のように、関節の痛みや炎症を防ぐ健康効果が認められています。「健康に良い成分」として認識されがちなグルコサミンですが、実は肌質を整えたり美しく見せたりする「美容効果」も認められています。 実際に、グルコサミンがどのように美容方面に働きかけるのかについて見ていきましょう。

グルコサミンが肌の保湿力をサポートする

肌のうるおいやハリを維持するために必要な成分として有名な「ヒアルロン酸」ですが、グルコサミンにはヒアルロン酸の合成を促す作用があることが分かっています。
もともとヒアルロン酸は、N-アセチルグルコサミン(NAG)とグルクロン酸(GlcA)の二糖が結合した成分です。グルコサミンはヒアルロン酸を生成するための前駆体として知られており、グルコサミンを積極的に摂取することにより、ヒアルロン酸の体内での生成を促すことに繋がります。
ヒアルロン酸は、1gの中に約6ℓ者水分を保持するとされるほど、高い保湿力を持ちます。皮膚だけではなく関節や目にも多く含まれています。 ヒアルロン酸が十分な量存在する肌は、肌のうるおいを十分に保つ他、クッション性やバリア機能を保つ働きも持ちます。ヒアルロンア酸は普段は体内で生成されていますが、加齢とともに減少していくため、ヒアルロン酸の生成を促すグルコサミンを、積極的に外部から補給することが効果的です。
ちなみに動物実験では、グルコサミンを投与したグループには、保湿因子の増加傾向が見られたというデータもあります。

シミやくすみ対策への意外な効果

年々きつくなっていく紫外線ダメージや、加齢に伴う肌の衰え、バリア機能の低下など…。様々な要因で、肌のシミやくすみに悩む人は年齢に関係なく多いのではないでしょうか。 肌のトーンが全体的に暗く見えてしまったり、明確にはシワではないのに肌のくすみや色素沈着のせいで肌にへこみがあるように見えてしまったりなど…シミやくすみに関する悩みは後を絶ちません。 グルコサミンには、メラニン色素の生成を抑制する効果が期待されているため、日焼けや加齢、肌ダメージなどによるシミやくすみを改善してくれる可能性が期待されているのです。
前述の通り、グルコサミンは、ヒアルロン酸の生成を促す前駆体として知られています。ヒアルロン酸は紫外線などによる肌の炎症を抑制する働きがあると知られているため、日焼けなどによるシミやくすみを改善する働きがあるという見解もあります。
また、グルコサミンによって肌のうるおいが保たれると、肌細胞の入れ替わりである「ターンオーバー(新陳代謝)」が正常化される効果も期待できます。 肌のシミやくすみに伴う色素沈着は、肌表面に古いメラニン色素が蓄積されて生じるトラブルです。グルコサミンの摂取で肌のターンオーバーを整えていくことは、結果として肌のシミやくすみを取り除く働きに繋がると考えられるでしょう。
色素沈着は日焼けによる肌ダメージだけではなく、ニキビやニキビ跡、敏感肌や乾燥肌など…様々な肌トラブルによって生じます。すでに肌の色素沈着にお悩みの方は、グルコサミンの摂取で肌のターンオーバー正常化に向けてサポートしてあげるのも良い方法です。
実際に、グルコサミンは他の成分(ビタミンB群など)との組み合わせにより、シミの低減など、肌の美白効果に影響をもたらしたという研究データもあります。
参照元:最新の美白剤

グルコサミンが持つ爪や髪を整える効果

美容と言えば、肌質だけではありません。例えば指先を美しく彩る爪や、髪の毛なども、外見の美しさを保つ上で欠かせない要素と言えるでしょう。 グルコサミンは、髪や爪などに含まれている「ケラチン組織」の健康維持にも影響を与えていることが分かっています。
ケラチンとは、肌や爪、髪などを構成する成分です。ケラチンはたんぱく質の一種であり、健康な状態の爪や髪を維持する働きを持っています。
髪の毛や爪の美しさは、それらを構成する成分や、健康状態によって左右されます。例えば健康な毛母細胞から成長した髪の毛は、ハリやコシがあり、ツヤのある美しい髪に成長します。もし髪の毛の健康状態が維持できないでいると、弱弱しく波打った髪の毛になってしまったり、切れ毛や枝毛などのトラブルに発展してしまいます。 爪も同様に、健康な状態を維持できることで、強くて整った状態を維持できます。弱った爪は途中で割れたり欠けたりしやすくなるだけではなく、ネイルアートなども楽しめなくなってしまうでしょう。 例えば「二枚爪」と呼ばれる、爪の一部が剥がれて爪が薄くなったり割れやすくなったりする症状にお悩みの人にもおすすめできます。
実際に行われた研究では、カニ殻由来のキリンから得たグルコサミンをケラチン細胞培地に添加したところ、ヒアルロン酸の産生量が増加したという結果も出ています。
ヒアルロン酸は肌だけではなく、髪や爪のうるおいやツヤを維持する働きもあるため、グルコサミンを通して、健康を維持しながら爪や髪の健康状態を保つ効果も期待できるでしょう

美容サプリとしても選ばれる成分

「グルコサミンサプリ」と聞くと、やはり関節痛や膝の痛みを軽減するためなど…健康系のサプリとしてのイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。 実は前述の通り、グルコサミンには美容の側面から見たメリットも多く存在します。特にヒアルロン酸の産生量を増やす効果は他の様々な美容成分との相性も良く、美容サプリの一成分としても採用されやすいのが、グルコサミンのとくっ長です。
例えば美容サプリの中には、グルコサミンと合わせて以下のような成分も一緒に摂取できるよう設計されていることがあります。
  • コラーゲン
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • コンドロイチン
  • ビタミンD
身体の内側から栄養成分を補給して見た目の美しさや健康維持をお考えの人は、グルコサミンの含まれた美容サプリも選択肢の一つ歳て考えてみてはいかがでしょうか。 また、グルコサミンはサプリメントだけではなく、美容効果の高さからヘアトリートメントなどの化粧品に含まれていることもありますよ。

グルコサミンを積極的に摂取する方法や注意点、副作用について解説

グルコサミンを外部から積極的に補給しようと考えている人には、やはりグルコサミン成分が一度に効率良く摂取できるサプリメントがおすすめです。グルコサミンを含んだサプリメントの飲み方、注意点、科学的根拠などについて見ていきましょう。

摂取量や飲むタイミング

まず、グルコサミンを飲み続けて効果が表れるとされる量は、前述でもご紹介した通り1日当たり1,500㎎が目安となっています。この目安量は日本だけではなくアメリカなど、諸外国でも多く採用されています。 1回に1,500㎎のグルコサミンを摂取しなければならないというわけではありませんので、サプリメントを計画的に摂取して、複数回に分けて補給していくのが良いでしょう。 飲むタイミングは人それぞれ、好きな時間帯でOKです。特にタイミングによってグルコサミンの効果が減ったりするわけではありませんが、どのサプリメントも食事の前後等、飲み忘れしにくいタイミングがおすすめです。 また、胃腸が弱い人は、あらかじめ胃の中に飲食物が入った状態である食後に摂取するのがおすすめです。一粒ずつの錠剤タイプではなく、飲料として飲むタイプのグルコサミンサプリも同様に、食後や食事に近いタイミングが良いでしょう。
サプリメントを飲むにあたって特に大切なのは、忘れずに飲み続けることです。日常的に目安量のグルコサミンを摂取し続けることが、体内でグルコサミンの健康効果を蓄積していくためのポイントです。

グルコサミンの科学的根拠について

グルコサミンサプリを購入するにあたって、科学的根拠が本当にあるのかどうかについて気になる人もいるのではないでしょうか。どうせ試すのであれば、本当に効果のあるものを試したいところですよね。 結果から言えば、グルコサミンの関節や肌質に対する研究は現在進行形で多くの機関が行っているというのが現状です。 例えば変形性膝関節症の患者に対するグルコサミンを使用した研究では、膝の痛みや機能などに改善が見られたという結果や、すでに変形性膝関節症や関節炎の処方薬を飲んでいる患者に対する効果が見られたという研究結果が見られています。
ただし各国・各機関での研究結果にはそれぞれ違いが見られており、研究結果によっては「グルコサミンの科学的根拠とは認められない」と言われるケースも存在します。これには、各研究で使われるグルコサミンの種類が異なることや、異なる投与方法だったことなどが関係しています。
つまり「グルコサミンに科学的根拠はない」という意見にも一理あるということになりますが、現在も様々な健康・美容効果で研究が続けられている状況や、様々な健康・美容サプリなどに使用されている状況を考えると、グルコサミンには多くの効果があらゆる研究機関・専門化から期待されていることは事実です。 ちなみにグルコサミンの美容に関係する研究については、健康効果の研究データの数と比較するとまだまだ不足している状況です。

他のサプリメントとの違い

グルコサミンの他にも、関節痛や骨の健康などに有用とされている成分はたくさんあります。例えば「コンドロイチン」はよくグルコサミンと一緒に上げられる栄養成分ですから、同じもののように考えている人もいるのではないでしょうか。
よくグルコサミンと「似た成分」として挙げられやすい他の成分や、サプリメントとの違いは以下の通りです。
  • グルコサミン:軟骨を構成する成分の生成を促す
  • コンドロイチン:軟骨や肌などの水分や弾力を保持する
  • ヒアルロン酸:軟骨や肌に存在する、潤滑液や保湿を行う
  • コラーゲン:骨や皮膚、血管などを構成するたんぱく質の一種
並べてみると、それぞれの役割や存在の違いが明らかになりますね。 つまりグルコサミンは単体でも効果を健康・美容効果を発揮しますが、他の成分の働きと組み合わせることにより、相乗効果が生まれるということです。 グルコサミン単体のサプリメントで効率良くグルコサミンの1日の摂取目安量を目指すのも良いですが、他の成分を含むサプリメントと組み合わせて飲んだり、いっそ一粒のサプリメントの中に複数種類の栄養成分が含まれたものを摂取するのも良いでしょう。

グルコサミンの副作用を要確認

グルコサミンだけに限らず、何かの成分やサプリメントを摂取しようと考えている人は、副作用を事前によく確認しておきましょう。 グルコサミンは比較的安全性が高い成分とされていますが、副作用や使用上の注意点も存在します。
具体的には、以下の点がグルコサミンの副作用と注意点になります。
  • 軽度の胃腸障害(吐き気や下痢、便秘など)
  • 甲殻類アレルギー反応(特にエビやカニ由来のもの)
  • かゆみ
  • 糖代謝への影響
  • 抗凝固剤(抗凝結剤)との相互作用で薬野作用を増強させる
もし食物アレルギーを持っている人や、糖尿病など血糖値に異常があることがあらかじめ分かっている人は、グルコサミンの摂取を控えた方が無難でしょう。血糖値や血圧などが急激に変化する可能性もあるため、高血圧or低血圧の人にも注意が必要です。 また、血液をサラサラにするための抗凝固剤「ワーファリン」を使っている人は、グルコサミンとの併用でワーファリンの作用が強くなってしまうリスクがあるため注意が必要です。 具体的に言えば、血液をサラサラにする作用が強まってしまい、出血が悪化しやすくなったり、皮下出血を起こしたりといった可能性があります。もしワーファリンをすでに服用している人は、いくら医薬品ではないからといっても、グルコサミンの摂取は控えましょう。
また、妊婦や授乳中の女性も、グルコサミンの摂取は注意が必要です。妊婦や授乳中の女性の体はデリケートで、いつどんな変化が起きてもおかしくありません。母体だけではなく乳児にも危険が及ぶ可能性があるため、グルコサミンサプリなどを摂取している最中に妊娠が発覚した場合などは、すぐグルコサミンの摂取をやめて、医師に相談しましょう。

MSMとグルコサミンの併用効果について

「MSM(メチルスルフォニルメタン)」とはイオウ化合物の1種であり、関節の炎症を軽減させたり、コラーゲンの生成をサポートしたりする働きを持つことで知られています。 MSMとグルコサミンを組合わせて使うことにより、関節炎などの予防・緩和に相乗効果をもたらすため、つらい関節痛をもたらす炎症の軽減や、コラーゲン生成を促す作用をより強くする効果が期待されています。
実際に行われた研究結果では、ただグルコサミンだけorMSMだけを用いるよりも、2つを組合わせて摂取した方が関節痛の軽減効果が顕著に見られたというデータが挙げられています。
関節炎や関節痛にお悩みの人は、それぞれ軟骨の生成を促すグルコサミンと、炎症を抑えて痛みを緩和させるMSMの2つで異なるアプローチをすることにより、効果的な結果が期待できるでしょう。 また、イオウであるMSMはミネラルの一つに数えられるため、コラーゲンなどの成分を体内で生成する際にも役立ちます。つまり肌のうるおいを維持して美肌効果をもたらす他、抗炎症作用で肌のトラブルを緩和する効果も期待できるという訳です。 そのためグルコサミンとMSMの2つをどちらも効率良く摂取できるサプリメントなどは、美容だけではなく健康にも高い効果をあらわすとして多く販売されています。

市販のグルコサミンサプリメントの選び方をチェック

では実際に、グルコサミンを摂取するためのサプリメント選びについて見ていきましょう。ただ「グルコサミンが含まれていれば良い」というわけではなく、質の高さや安全性、グルコサミンや他の有効成分の含有量についてもしっかり確認していきましょう。

継続しやすい価格帯かどうか検討しよう

まず、どんなサプリメントや栄養成分も「継続できるかどうか」が肝心です。数日間飲み続けただけでは、効果は思うように現れません。継続して飲み続けることで、栄養成分の効果があらわれます。 無理のない価格帯のサプリメントを探して、経済的な負担をかけずに続けていけるかどうかに注目しましょう。 グルコサミンのサプリメントは様々な会社から販売されている上、一つの会社から複数種類のパッケージが展開されていることも在ります。まずは1日1,500㎎の摂取量を目安にして、1ヶ月あたりにかかるコストを計算してみるのがおすすめです。 グルコサミンサプリの価格帯は会社や成分量などによって大きくことなりますが、安ければ600円程度、高い場合は5,000円程度と大きく幅があります。
価格によって異なるのは、含まれている成分や量の多さ、グルコサミン以外に含まれている有効成分と期待できる効果などの点です。
例えば関節痛にお悩みの人向けのサプリメントと、美容目的の人に向けたサプリメントでは含まれている成分も大きくことなるため、価格も変わるでしょう。 また、グルコサミンのサプリメントはドラッグストアや店舗などで販売されているものだけではなく、通販サイトなどでのみ販売されているものもあります。通販サイトを頼る場合は、初回限定価格や2回目以降での値上がり、定期購入の解約条件などについてよく確認してください。 通販サイトの場合は「初月無料」などのコストの安さを売り文句にすることが多いですが、その分だけ他の「解約料」や「送料」などの費用に注意が必要です。
どんな方法・場所でグルコサミンサプリメントを購入するにしても、まずは続けやすい価格かどうか、価格に見合った成分や効能が期待できるかという点に注目しましょう。

安全性や信頼性をパッケージを通して確認

サプリメントは厳密には医薬品ではなく、「機能性食品」に分類されます。機能性食品とは、科学的根拠に基づいた効果や機能性を持った食品のことです。 サプリメントは医薬品と勘違いされがちですが、グルコサミンのように自然食品などから抽出された成分を、効率的に摂取できるように加工された食品という立ち位置です。 つまり、同じ「グルコサミンのサプリメント」と言っても、製造元によって品質や安全性にバラつきがあるため、事前に信頼できる商品かどうかをよくチェックしておくことが大切です。
サプリメントの信頼性や安全性を確かめるためには、以下のポイントに注目です。
  • GMP(適正製造規範)認証マークの有無
  • 「機能性表示食品」かどうか
  • 販売元や製造元が明記されているかどうか
  • 成分の原料由来やアレルギー成分の有無
「GMP(Good Manufacturing Practice)マーク」とは、製品が安全に作られ、一定の品質を維持できる製造工程管理基準を認められた商品に許されたマークのことです。製造環境である工場や製造会社などがしっかり厚生労働省のガイドラインに基づいて、審査され認められたことを示すマークですから、サプリメントとしての品質を確認するのにうってつけの基準と言えるでしょう。 また、「機能性表示食品」であるかどうかも重要です。機能性表示食品とは、安全性の確保を前提とした上で、科学的根拠に基づいた機能性が、消費者庁長官に届け出られたことを認められた食品のことです。 GMPマークも、機能性表示食品も、一定の科学的根拠や安全の確認された製造環境でないとパッケージに明記することを許されていません。
安全性や信頼性に欠けるサプリメントは、品質が悪いせいで効果が出ないだけではなく、摂取した人に思わぬ被害を及ぼす可能性があります。
余裕があれば、商品についてネットなどで検索をかけ、利用者の口コミ等を確認してみるのも良いでしょう。また、アレルギーを持っている人は、当然ですが成分表を確認してエビやカニといったアレルギーの可能性がある食品の有無について確認してください。

他の栄養成分が含まれているかどうかチェック

グルコサミンだけが単体で含まれているサプリメントも良いですが、中にはグルコサミンと相乗効果をもたらす栄養成分を同時に含んでいるサプリメントも存在します。 例えば関節の水分を保持するコンドロイチンや、炎症を抑制して痛みを緩和するMSMなどの成分が一緒に含まれているグルコサミンサプリメントは、関節痛や関節炎にお悩みの人に向いているでしょう。 もし美容を目的としてグルコサミンサプリメントを探すなら、肌の保湿力やバリア機能を高めるヒアルロン酸やコラーゲン、ビタミン類などを含んだサプリメントを探してみてください。 単に「グルコサミンのサプリメント」と言っても、それぞれで効果が異なるため、自分がグルコサミンに求めている効果と照らし合せた上で商品を選ぶと良いでしょう。
ただし、グルコサミン以外の様々な成分を含む「複合型」と呼ばれるサプリメントは、複数の成分により一度で相乗効果を狙えるのが強みですが、その分だけ成分の含有量が分散してしまうというデメリットも存在します。
もし複合型のサプリメントを検討している場合は、グルコサミンの1日の摂取目安量である1,500㎎を達成できるかどうか、他の成分の含有量は足りるかどうかなどもよくチェックしておきましょう。

グルコサミンに寄せられやすいQ&Aを解説

グルコサミンのサプリメントを購入し、摂取するにあたって、「本当に効果があるのか」「サプリ以外の摂取方法はあるのか」など…気になることも多いでしょう。 ここでは、グルコサミンについて寄せられやすい疑問などをQ&A形式でご紹介していきます。

本当にグルコサミンで効果は出る?

グルコサミンによる効果は研究結果で認められていますが、効果の大きさや有無には、個人差が大きく影響するというのが現実です。 例えば変形性膝関節症を患っている人を対象に行われた研究で、グルコサミンの摂取による症状の緩和効果が出たのは事実です。しかし症状の重さや摂取量・摂取法方法などによっては、異なる効果が出たという他の研究実験データも存在します。 現状では「グルコサミンによる効果は個人差があり、あくまで症状を直接緩和するものではなく補助的な位置づけ」という認識になっています。また、グルコサミンにも様々な種類があるため、どのような種類のグルコサミンを使って、どのような方法で検証を行うかというシチュエーションによっても結果が異なることが予測されています。 グルコサミンの効果を科学的根拠と共に実証するには、まだまだ多くの研究データが必要である、というのが現在の状況と言えるでしょう。

グルコサミンの摂取継続はどのくらいで効果が出る?

グルコサミンなどの栄養成分は、継続することで効果が現れます。実際にどの程度の期間を継続して摂取し続ければ効果が出るかというのは、一人ひとりの個人差によるでしょう。 早くても4~8週間、多くの人は3ヶ月前後で効果が実感できるとされていますが、人によってはそれよりも早くor遅く効果が出る事もあるでしょう。
ちなみにグルコサミンを使った臨床試験では、「12週間以上の継続摂取」が基準とされていることが多くあります。グルコサミンの効果を実感したい人は、少なくとも12週間以上は継続してグルコサミンを摂取した方が良いでしょう。
グルコサミンに限らず、どんなサプリメントでも短期間で効果を判断するのは早計と言えます。まずは3ヶ月だけでも続けてみて、自分の身体の様子や変化を確かめてみましょう。

食事からグルコサミンを摂取できる?

グルコサミンは自然食品にも含まれています。前述の通り、キチン質を持つ甲殻類のエビやカニなどからもグルコサミンを摂取することは可能です。 ただし、自然食品に含まれているグルコサミンは少量です。毎食時にたくさんエビやカニを使っても、1日の摂取推奨量である1,500㎎には届かないと考えた方が良いでしょう。 グルコサミンを効率良く、毎日1,500㎎ずつ摂取するためには、食品よりサプリメントの方が現実的と言えます。 また、食品の含まれているグルコサミンは、食事として摂取してから体内に吸収されるまでの効率もサプリメントに劣るのが現状です。「できれば食事から摂取したいと考える人もいるかもしれませんが、可能ならサプリメントなどの補助食品を使うのがおすすめです。

グルコサミンを控えた方が良い人はいる?

グルコサミンは「体に良い」という情報がよく見聞きされますが、実際には「万人の体に良い」というわけではありません。 体質や持病の有無によっては、グルコサミンを取らない方が良いということもあるため注意してください。
以下の人は、特にグルコサミンの摂取に注意が必要です。
  • 甲殻類アレルギー(特にエビやカニ由来)がある人
  • 糖尿病など、血糖値に異常がある人
  • 低血圧・高血圧など、血圧に異常がある人
  • 抗凝固薬(ワルファリン)を服用中の人
  • 妊娠中や授乳中の人
もし甲殻類アレルギーがない人でも、サプリメントなどの食品をきっかけにアレルギーが出る可能性もあります。すでに他の食べ物でアレルギー反応が出たことのある人は、グルコサミンの摂取で体に異変を感じたらすぐに医師に相談するようにしましょう。 また、現在治療中の疾患がある人は、グルコサミンの効果で思わぬ副作用が出る可能性があるため、事前に医師にグルコサミンを摂取しても良いかどうか聞いておくようにしましょう。

グルコサミンは健康にも美容方面にも効果をあらわす。摂取するならサプリがおすすめ

グルコサミンの働きによって、関節の軟骨成分を補えることがあらゆる研究結果から分かっています。また、コラーゲンなどのうるおい成分を補う働きも持っているため、結果として美容効果も併せ持つことが分かっています。 グルコサミンを目安量である1日1,500㎎を目指して摂取を続けることで、関節痛の緩和や肌質の改善等の効果が期待できるでしょう。目安量を目指すのであれば、食事よりもサプリメントなどの補助食品を使うのがおすすめです。 ただし、グルコサミンは全ての人の体質に適した成分ではないため、事前にアレルギー反応の有無や持病、服用中の薬との相性などをよく確認しておく必要があります。また、サプリメントでグルコサミンを補給する際は、サプリメントが信用できる品質・製造元であるかという確認も必要です。
グルコサミンの科学的根拠についてはあらゆる機関で異なる意見が出されていますが、それはまだグルコサミンについての研究データが十分に揃っていないからです。
グルコサミンについての研究は今後も様々な機関で行われるでしょうから、さらなる可能性の発見も期待できますね。