角質除去のピーリングとは?具体的な効果や肌への影響、注意点を解説
肌質について気になったときや、スキンケアを見直したいときなどに、よく見聞きする「ピーリング」とは、肌の古い角質を取り除く行為のことを言います。
ピーリング化粧品などを見ると洗顔料と似ている、という印象を持つ人もいるかもしれませんが、ピーリングには角質層に働きかけ、古い角質を除去して肌のターンオーバーを整えるという明確な目的があります。
毎日行うスキンケアが洗顔や保湿だとすると、ピーリングは数日に1回行うスペシャルケアと言えるでしょう。この記事では、ピーリングの効果や働き、実際に行う上での注意点などを解説していきます。
ピーリングとは?健康的な美肌を目指すスキンケア方法の一つ
まずはピーリングが、どのような立ち位置のスキンケア方法なのかについて見てきましょう。ピーリングの目的や作用、具体的な方法をさらっと解説していきます。肌の古い角質を取り除くスキンケアのこと
ピーリングとは、肌の表面にある余分な角質をはがして除去するスキンケア方法のことです。ピーリング化粧品に使われている成分が角質細胞同士の強いつながりを柔らかくして、剥がれにくく肌に残っている角質を取り除きやすくするのが目的です。角質は肌表面を覆う細胞の一つであり、肌のうるおいを守るためのバリア機能として働いています。しかし古い角質は肌細胞の新陳代謝(ターンオーバー)によって取り除かれ、新しいものに置き換わるのが通常の働きです。
もし古い角質が肌に蓄積されてしまうと、「角質肥厚」と呼ばれる状態になり、以下のような肌質になってしまいます。
- ニキビができやすくなる
- 毛穴がつまりやすくなる
- 肌が荒れやすくなる
- 肌色がくすみやすくなる
- 肌の老化が早まり、小じわなどの原因になる
表皮のターンオーバーを整える作用がある
ピーリングによって肌の古い角質が除去されると、肌細胞の生まれ変わりのサイクルである「ターンオーバー」が整えられていきます。 本来は不要になった角質は自然にターンオーバーで剥がれ落ちていきますが、- 食習慣の乱れ
- 生活リズムの乱れ
- 身体的・精神的ストレスの蓄積
- 睡眠不足
- 紫外線ダメージ
- 加齢にともなう肌質の変化
- 間違ったスキンケア方法
- もともとの肌質(敏感肌や乾燥肌など)
ちなみに肌のターンオーバーの臭気は、基本的に約30日とされていますが、個人差や肌質、年齢の関係で細かく異なります。
肌のターンオーバーが乱れると、肌に古い角質が溜まってしまい、肌が荒れやすくなったりバリア機能が落ちてニキビや毛穴詰まり、色素沈着などの肌トラブルを起こしてしまうため、ピーリングで定期的にターンオーバーを整えてあげることが大切です。
人によって適したピーリングの方法が異なる
単に「ピーリング」と言っても、実はピーリングの方法は複数種類存在します。ピーリングの方法に種類があるということは、それだけの種類のピーリングに適した人や肌質が存在しているということです。 例えば乾燥肌・脂性肌・敏感肌など、肌質によって適したスキンケア化粧品が異なるように、ピーリングも自分の肌質に合ったものを選ぶのが効果的です。大まかに分けると、肌のバリア機能がすでに低下した状態にある「乾燥肌・敏感肌」の人には、「こする」のではなく「ふやかす」タイプのピーリング化粧品がおすすめです。ジェルタイプや美容液タイプなどがそれに該当するでしょう。
対して脂性肌の人はもともと肌の油分が多く角質が溜まりやすいため、ニキビの原因菌を抑える働きを持ったものや、酵素などの力で角質をしっかり除去できるタイプのピーリング化粧品が良いでしょう。
ピーリング化粧品の中にも、角質を「こすって落とす」ものや「ふやかして除去する」もの、美容液のように「肌になじませて洗い流さない」ものなど、様々な種類があります。
上手く自分に適したピーリング化粧品を選べると、毛穴の詰まりや黒ずみが目立たなくなり、ワントーン明るく美しい肌質に近づけるでしょう。まずは自分の肌質や普段の肌トラブルがどのようなタイプに該当するかをチェックした上で、ピーリングの種類を考えていきましょう。
ピーリング化粧品によく使われている成分
市販で売られているピーリング化粧品や、エステサロンなどで使われているピーリング剤などによく含まれているのは、以下のような成分です。- グリコール酸
- サリチル酸
- トリクロロ酢酸
- リンゴ酸
- クエン酸
- 乳酸
もちろん肌への刺激を可能な限り弱く抑えたり、古い角質を除去すると共に肌のうるおいやバリア機能を高めたりといった効果を持つピーリング化粧品もあります。自分でピーリング化粧品を選ぶ際や、サロンなどでピーリングをしてもらう際には、それぞれのピーリング化粧品の特性や成分内容にも注目してみてください。
ピーリングで得られる効果を具体的に解説。肌質改善やニキビ跡の改善など
ピーリングで古い角質を除去したとして、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか?ピーリングで得られるスキンケア効果について一つずつ見ていきましょう。ニキビやニキビ跡の肌を改善に導く
そもそもニキビとは、毛穴の角質が暑くなったり、皮脂が過剰分泌されたりすることによって毛穴の出口が詰まってしまうと生じるものです。 つまりピーリングで古い角質を毛穴から取り除くことで、ニキビの原因を抑制できると言えるでしょう。ピーリングには肌のターンオーバーを整える作用もあるため、皮脂の過剰分泌を防いで毛穴詰まりの原因を防ぐ効果も期待できます。実際にニキビに悩む人を対象として、ピーリング化粧品によく使われるグリコール酸を使ったところ、低濃度のグリコール酸を含む商品を4週間使用した結果、ほとんどの被験者の皮膚病変に大きな改善が見られたという研究データがあります。
研究の結果、5%の低濃度グリコール酸を繰り返して使用することが、中程度のニキビ治療に有効であると判明しました。
もちろんニキビだけではなく、ピーリングはニキビができた後の「ニキビ跡」にも効果的とされています。
ニキビ跡とは、ニキビができた後にできる色素沈着や毛穴のでこぼこのことです。色素沈着は赤色や茶色、黒色など様々あり、毛穴のでこぼこは「クレーター」と呼ばれるタイプや、毛穴が広がって見えてしまうタイプなどがあります。
ピーリングは主に色素沈着系のニキビ跡に効果が期待されており、色素沈着として肌に蓄積した古い角質を、ターンオーバーを整えながら徐々に剥がしていきます。結果として新鮮な肌細胞が肌の表面に出てきて、ニキビ跡が目立たなくなっていくでしょう。
ただしクレーター肌の場合は、ニキビを通じて肌の奥にまでダメージが及んでいるため、ピーリングを繰り返しても目立った効果は期待できないため注意しましょう。ただし軽度のクレーター肌であれば、根気強くピーリングを続けることで効果が期待できる可能性があります。
いずれにしても、ニキビの前後で起きている「肌のターンオーバーの乱れを整える」というのが、ピーリングの持つ大きな効果の一つです。
炎症性皮膚炎の予防・対策効果が期待できる
炎症性皮膚炎は、「湿疹」という言い方でも知られているものです。皮膚が赤くなったり、ぶつぶつができたり、かさぶたや皮膚がボロボロになって剥がれ落ちたりなど…人によって様々な症状が見られます。 炎症性皮膚炎が生じる理由はアレルギーやウイルス感染など様々ですが、肌のターンオーバーの乱れもそのうちの一つとして考えられています。 ピーリングによって肌の古い角質を除去し、バリア機能やターンオーバーを整えることによって、炎症性皮膚炎の改善効果が期待できることが研究結果で分かっています。 実際に、皮膚科のクリニックではアトピー性皮膚炎などの治療方法としてピーリングを用いるケースもあります。肌のかゆみや赤みは、肌の状態が悪くバリア機能が下がっていることが原因のため、ピーリングで古い角質を除去してターンオーバーを整え、免疫を高めるのは理にかなった方法です。 また、乾燥肌や敏感肌などで肌にかゆみや赤みが生じやすいという人にも、ピーリングで肌の調子を整えることで、肌トラブルの予防・防止に繋がりますよ。肌のくすみや色素沈着を防ぐ
肌のくすみや色素沈着は、様々な原因が考えられます。例えば日焼けによってメラニン色素が肌に沈着してしまった人もいれば、乾燥肌や敏感肌による炎症やニキビなどがきっかけで、肌トラブル後に患部が赤や茶色の色素沈着になってしまったという人もいるでしょう。 もちろんそれだけではなく、古い角質が肌表面から上手く剥がれ落ちないことにより、肌に色素沈着ができて肌全体がくすんで見えてしまっている人もいます。 ピーリングは肌表面の古い角質や黒ずみを除去して、透明感のある美白肌に導く効果が期待できます。 もちろんピーリングは毎日できませんが、定期的に繰り返していくことで肌のターンオーバーも正常化し、色素沈着の生じにくい美肌に導くこともできるでしょう。また、毛穴に古い皮脂や角質が詰まると、遠目に毛穴が黒く詰まって見え、くすんだ暗い肌色に見える事があります。ピーリングで古い角質を取り除くことで、こうした肌のくすみや黒ずみを予防するのもおすすめです。
毛穴の詰まりを予防・改善に導く
毛穴の角質を取り除く方法は、ピーリング以外にも様々あります。例えば毎日の洗顔と保湿を繰り返すだけでもターンオーバーの正常化に繋がりますが、長い月日をかけて肌表面に蓄積され、毛穴にしっかり詰まってしまった角質はなかなか簡単には除去できません。 ピーリングは可能な限り肌に刺激を与えず、古い角質を柔らかくほぐして取り除く作用を持ちます。そのため普段の洗顔や基本的なスキンケアでは取れないような角質も、簡単に除去できるのがメリットです。また、毛穴から無理やりに角質を出そうとして、こするように洗顔をしてしまったり、毛穴をギュッとつねったりしてしまったりする人もいるでしょう。無理に古い角質を除去しようとすると、余計に肌を傷つけてメラニン色素が発生し、新たな色素沈着やニキビなどの肌トラブルに繋がってしまいます。
毛穴の詰まりが普段から気になっている人にこそ、ピーリングで優しく古い角質を除去する方法がおすすめです。ただ古い角質を除去して毛穴の詰まりをなくすだけではなく、継続することで毛穴が詰まることの予防にも繋がる
点が、ピーリングならではの強みです。
化粧水や乳液などの浸透率を高めやすくする
余分な角質が皮膚に蓄積されると、毛穴が詰まったり肌がごわついて硬くなってしまったりして、化粧水や乳液、美容液と言った基礎化粧品が上手く肌の内側に浸透しづらくなってしまいます。 ピーリングで肌表面に硬くなって蓄積されている角質を取り除くことで、化粧水や乳液に含まれる美容成分が浸透しやすくなるという効果が期待できます。 せっかく有効成分がたっぷり含まれた基礎化粧品も、肌に浸透しなくては意味がありません。また、目立った毛穴詰まりを起こしていない人でも、ピーリング後は毛穴に詰まった角質が取り除かれた状態のため、普段よりも化粧水や乳液が浸透しやすくなるでしょう。数日に一度のスペシャルケアとして、ピーリングと美容液や美容成分のパックなどを組合わせると、よりスキンケア商品の効果が高く実感できるでしょう。
もし「化粧水や乳液を毎日使っているのに、効果が見られない…」とお悩みの人は、ピーリングを試してみるのも一つの方法です。
アンチエイジング効果で小じわなどが目立ちにくくなる
ピーリングは肌のターンオーバーを整えて、肌質から美肌に改善していく効果が期待できます。肌のうるおいがしっかりと保たれ、バリア機能が働いた肌は、きめが細かく美しい肌質に整えられていきます。 肌に充分なうるおいがあると、たるみが生じにくくハリのある肌質に変化していき、小じわなどの予防・改善にもつながります。 若いうちから肌のアンチエイジングに興味を持っている人や、少し肌質の衰えが気になりだしたという人にも、ピーリングはおすすめのスキンケア方法です。また、肌の黒ずみや毛穴詰まりで肌全体の色が暗く見えると、それだけで老けて見えることがあります。影ができているように見えて、本来はしわがないはずの部分にしわがあるように見えることもあるため、ピーリングで明るく美しい肌の色を取り戻すのも、アンチエイジングに繋がるでしょう。
ちなみに、天然由来成分を用いたピーリングジェルを一定期間使い続けた結果、目尻のしわが改善された臨床試験の研究データなどもあるようです。
ピーリングの種類は様々。化学的・物理的ピーリングなどの違いをチェック
前述でも軽くご紹介したように、単に「ピーリング」といっても、その方法は様々あります。一人ひとりの肌質によって適したピーリング方法が異なりますし、ピーリングに使う化粧品の種類や特性、含まれている成分も異なります。 各種ピーリングの方法や種類、特徴などを見ていきましょう。化学的(ケミカル)ピーリングとは
ケミカルピーリングは「化学的ピーリング」とも呼ばれており、基本的に酸を使用した薬剤を用いて、肌表面に蓄積された古い角質を化学的に分解していく方法です。 自宅でできるセルフピーリング用に提供されている、ケミカルピーリング用の化粧品もあれば、専門的な薬剤を配合してプロのエステティシャンや皮膚科医などが、クリニック・サロンなどで行うケミカルピーリングもあります。ケミカルピーリングでは、前述でご紹介した「グリコール酸」や「サリチル酸」など、様々な化学成分を用いてピーリングを行います。
ケミカルピーリングの中には、さらに以下のような方法があります。
- エステサロンでの施術
- 美容皮膚科などでの治療
- 自宅でできるセルフ用の化粧品(化粧水や美容液。ジェルなど)
物理的(スクラブ・ブラシ)ピーリングとは
物理的ピーリングとは、文字通り物理的な力を加えることによって、角質を取り除く方法のことです。例えば細かな粒子が配合されたスクラブ剤によるマッサージや、特殊な機械を用いて肌を研磨することによって、古い角質を除去します。 物理的ピーリングも、ケミカルピーリングと同じく以下の方法に分けられます。- エステサロンでの施術
- 美容皮膚科などでの治療
- 自宅でできるセルフ用の化粧品(化粧水や美容液。ジェルなど)
美容皮膚科やエステサロンなどで行われている物理的ピーリングは、「マイクロダーマブレーション」と呼ばれる機械で肌を研磨する方法や、レーザーを使った治療などがよく使われますが、エステや皮膚科ではケミカルピーリングの方がメニューが揃っていることがほとんどです。
また、「洗顔ブラシ」などの毛が柔らかく肌への負担を考慮したブラシを用いて肌を摩擦する物理的ピーリングもありますが、ブラシを使ったピーリングや洗顔は角質が取れやすい一方で、肌を傷つけてしまう恐れもあるため注意してください。
酵素ピーリングとは
酵素ピーリングは、文字通り天然の植物などから抽出される酵素を用いて行うピーリングのことです。酵素ピーリングもケミカルピーリングや物理的ピーリングと同じく、エステサロンによる施術や自宅でのセルフピーリングなど、様々な方法で行えます。 「有効成分を使って肌から古い角質を剥がす」という点はケミカルピーリングと同じですが、酵素ピーリングの場合は天然由来の成分のみを使っているという点で、肌にダメージを与えにくいのが特徴です。 酵素は古い角質を中心に作用するため、本来必要な分の健康な細胞に刺激を与えることはほとんどありません。そのため、ケミカルピーリングが心配な敏感肌や乾燥肌の人でも古い角質を除去しやすい点がメリットです。 ただし酵素ピーリングを施術メニューとして採用しているサロンやクリニックが少ない点や、自宅でのセルフピーリング用に販売されている酵素ピーリングの種類が少ない点、また価格がケミカル・物理的ピーリングよりも少し高めという点などがネックになります。サロンやクリニックなどで受けるピーリングの特徴
ピーリングの方法にはケミカル・物理・酵素など様々ありますが、最終的にはどれも自宅で自分で行うか、美容皮膚科やエステサロンなどでプロからの施術を受けるかの2択になります。 サロンやクリニックでピーリング施術を受けるメリットは、プロの目で肌質を見極めてもらった上で、一人ひとりに適したピーリングを施してくれるという点です。 自宅で行うセルフピーリングの場合、やはり肌質やピーリング化粧品の選択が自己判断になってしまうため、知らないうちに自分に合わないピーリングを行って、肌を傷つけてしまう恐れがあります。逆にプロから受けるピーリングのメリットは、価格が高いことや手間がかかりやすい点です。
また、ピーリングは施術を受ける場合、クリニックであっても自由診療となることが多いため、保険が適用されずコストが高くなりがちであるという点もデメリットとして挙げられやすいでしょう。
ただしコストがかかる分だけピーリング施術の安全性や質の高さ、アフターフォローなどが充実している点も、サロンやクリニックでピーリングを受けるメリットの一つです
- クリニックやサロンの予約
- 事前カウンセリング
- 施術時間に合わせたスケジュール調整
- 施術費用
自宅でピーリングをする方法。ピーリング化粧品の選び方・使い方をチェック
ピーリングは自宅で行うことも十分に可能です。ピーリングが可能な有効成分が含まれたピーリング化粧品を入手し、手順を確認しておけば、安全に配慮した上でのセルフピーリングで肌質を改善に導けるでしょう。 ここでは、自宅で自分で行うセルフピーリングの方法についてご紹介していきます。自宅ピーリングのための化粧品は複数種類
自宅ピーリングを行う手順として、まずピーリング用の化粧品を揃えましょう。ピーリング化粧品は、ドラッグストアや化粧品売り場などで揃えられます。ピーリング化粧品には以下のようなものがあります。
それぞれの違いは後述しますが、どのタイプのピーリング化粧品にも、適した肌質や肌の状態があります。
例えば洗顔タイプは手軽に始められるためピーリング初心者の人におすすめですし、ジェルタイプのものは肌を摩擦して刺激するため敏感肌や乾燥肌の人には不向き。逆に美容液タイプは塗るだけで角質を柔らかくするため、肌の弱い人にもおすすめできます。
他にも、ピーリング化粧品にはそれぞれ含まれている成分が異なるという特徴があるため、各種タイプごとに、美容成分の含有量などもよくチェックしましょう。
- 洗顔タイプ
- ジェルタイプ
- 拭き取りタイプ
- 美容液タイプ
- ゴマージュタイプ
セルフピーリングに初めて挑戦しようと考えている人は、あらかじめドラッグストアや化粧品コーナーの店員さんなどに相談して、おすすめの商品を教えてもらうと良いでしょう。
洗顔でのピーリングは最も手軽
前述でも解説した通り、洗顔料を使ったピーリングはかなり手軽と言える方法ですから、セルフピーリングに初めて挑戦するという人におすすめです。 使い方は普通の洗顔と特に変わりはありません。ピーリングのための有効成分を含んだ洗顔料を使って、きめ細やかな泡を作って顔を洗顔するだけでOKです。 注意すべき点として、ピーリング後は肌がデリケートになりやすいため、泡はきめ細かく立てることと、洗った後はぬるま湯で優しく洗い流すことを徹底しましょう。 泡はクッションの役割を果たすため、きめ細かくできるほどに肌に与えられる刺激が少なくなり、ピーリング後の肌ダメージが少なくなります。 また、泡をすすぐ際に使うお湯も、熱すぎないぬるま湯程度に調整しましょう。お湯は熱すぎると肌に刺激を与えてしまいますし、逆に水だと冷たすぎて洗顔料や汚れなどが上手く落ちません。ぬるま湯ですすぐ際は7~8回程度、泡や洗顔料の落とし残しがないように注意してください。 ピーリング洗顔料は石鹸タイプやチューブタイプなど様々展開されています。パッケージにかかれた成分内容や、「敏感肌用」「脂性肌用」などの注意書きなどを見て選びましょう。ちなみに洗顔は毎日行うスキンケアの一つですが、ピーリング洗顔料は毎日使わないようにしましょう。ピーリングは頻度が高いと肌を傷つけてしまうため、洗顔タイプのピーリングを選ぶ人は、ピーリング用と通常の洗顔用で2種類の洗顔料を用意しておきましょう。
ジェルでのピーリング
ジェルタイプのピーリング化粧品は、柔らかく肌に浸透しやすいジェルの中に角質を柔らかくして優しく取り去るピーリング成分が含まれています。 ピーリングジェルの特徴は、消しゴムのカスのような感覚で角質がポロポロと剥がれ落ちてくる点です。見た目で角質が除去されるのが分かりやすく、スッキリした感覚を得やすいでしょう。 注意して欲しいのが、ジェルとは言え肌を摩擦する方法になり、肌にダメージを与える可能性がある点です。ジェルで優しく肌になじむため、摩擦や肌ダメージは可能な限り減らされていますが、それでも敏感肌や乾燥肌の人には肌ダメージを受ける可能性があります。 ピーリングジェルを使用した後は、しっかり化粧水や乳液で保湿して肌を守りましょう。ちなみにピーリングジェルの使い方は以下の通りです。
ジェルタイプのピーリングを行う際の注意点は、すでに洗顔後なので、肌を強くこすり過ぎないようにすることです。また、洗顔料を使った後でピーリング化粧品を使っているため、ピーリング後は普段よりも丁寧に保湿を行って肌の状態を
優しく整えましょう。
- 洗眼をした後、一度顔の水分をタオルで吸い取る
- ピーリングジェルを手のひらに適量取って、マッサージするように肌に馴染ませる
- ぬるま湯でていねいにジェルを洗い流して、再びタオルで水分を拭き取る
拭き取りタイプでのピーリング
拭き取りタイプのピーリング化粧品は、メイク落としの拭き取りタイプと似たような使い方をします。柔らかいコットンにピーリングに必要な成分が含まれており、コットンを使って優しく肌を拭き取りましょう。 ピーリング用の拭き取り化粧水は、コットンに除去された角質汚れが残るため、ピーリングを行ったことが見た目に分かりやすい点がジェルタイプと同じくスッキリ感を味わえるでしょう。ピーリング用拭き取り化粧水の使い方は以下の通りです。
また、拭き取りタイプのピーリングは洗顔を終えた後に行いましょう。拭き取りタイプのピーリング化粧水は基本的に洗い流す必要がありませんが、敏感肌や肌の弱い人は、拭き取り後に一度水で洗い流してから保湿のためのスキンケアを行うのも良いでしょう。
また、拭き取りタイプのピーリング化粧水にはそれぞれ使い方がパッケージなどに記されているため、使用後に洗い流す必要があるかどうか、使用頻度や一度に使う量はどのくらいかといった点にまで目を通しておきましょう。
- コットンにピーリング化粧水を馴染ませる
- 顔全体を優しく拭き取る
美容液タイプのピーリング
美容液タイプのピーリング化粧品は、他のピーリング化粧品と一味違います。角質を柔らかくして除去しやすくする成分と共に、美白成分や保湿成分などが一緒に含まれているのが、美容液タイプのピーリング化粧品です。 そのため、美容液によって含まれている成分の違いがそのまま効果になって現れます。例えば保湿成分のたっぷり含まれた美容液なら、ピーリングと一緒に肌を保湿して、乾燥肌や敏感肌の予防・対策に繋がるでしょう。美容液タイプのピーリング化粧品は、以下のように使います。
ピーリング美容液は、使った後に拭き取る必要がない点が特徴です。そのため肌の摩擦が起きることがなく、敏感肌の人でも肌にダメージを与えないように余分な角質を除去する効果が期待できます。
また、拭き取らなくても肌の角質が緩んだ状態になるため、美容液を塗った後で化粧水が浸透しやすくなる、ブースター的な役割も期待できるでしょう。美容液にピーリング成分だけではなく、美白や保湿成分が入っているなら、相乗効果で肌質を整えていきやすくなりますよ。
- 洗顔後、適量を手の平に出す
- 額や顎、頬、鼻などの気になる部分に馴染ませる
- 約1分程度待ち、さらりとしたら次の工程の化粧水などを使った保湿を行う
ちなみに美容液タイプのピーリング化粧品は、毎日使えるものとそうでないものがあります。あくまで美容液タイプは角質を柔らかくする成分が入っているだけのため、直接除去するわけではないため、肌への刺激もマイルドで毎日使っても問題はない、製品もあるようです。
もちろん製品によって細かい使い方は異なるため、美容液タイプであってもピーリング化粧品として使うなら、詳しく使い方や注意点についてチェックしておきましょう。
ゴマージュタイプのピーリング
ゴマージュとは、天然由来の成分のみで作られた、スクラブタイプに近いピーリング化粧品のことです。微細な粒子が含まれているものもあれば、クリーム状やジェル状など様々なタイプが販売されており、主に植物の種や殻などが主要成分として使われています。 天然由来の成分のため、マイルドな効果で肌への負担を軽減できるのが特徴のゴマージュタイプのピーリング化粧品は、クリームやジェル、洗顔料などの形で入手して簡単に使用できますよ。ゴマージュタイプのピーリング化粧品の使い方は、それぞれのタイプによって異なります。
ちなみにゴマージュタイプは、肌が乾いた状態で使うのか、それとも濡れた状態で使うのかといった点まで、各種製品で異なります。
ゴマージュタイプの化粧品でセルフピーリングを考えている人は、必ずパッケージや説明書の注意書き、手順によく目を通しておくようにしましょう。
- 洗顔料
- ジェル
- クリーム
ピーリングの注意点や疑問点を解説。やりすぎには注意して
自宅で行う場合も、サロンやクリニックで施術を受ける場合も、ピーリングにはいくつかの注意点が存在します。「美肌になりたいから」とやみくもに試すのではなく、以下の点に注意しながら、どんな方法でピーリングを行うかを考えていきましょう。効果が現れるまでの期間は数日~1ヶ月
ピーリングは一度やったからといって、すぐに効果があらわれるわけではありません。どんな美容・健康法にも通じることですが、「継続は力なり」ということわざ通り、気長に続けていくことで着実に効果が見えてきます。 効果があらわれるまでの期間は、個人差があります。もともと肌の調子が良ければ早くて数日~1週間程度、肌の調子が悪ければ1か月以上で効果が実感できるというケースも珍しくありません。もともとピーリングは肌のターンオーバーを整えて、古い細胞を取り除いて新しい細胞に置き換わるのをサポートするための方法です。ちなみに肌のターンオーバーは、約6週間のサイクルで起きています。
ピーリングによってターンオーバーが促進されることによって、古い角質が取れて美しい新たな肌質に生まれ変わるまでに、プロの施術でも2~3週間かかるというケースもあります。すぐに効果が出るわけではないということを念頭に置いて、気長に続けていきましょう。
もちろん、ピーリングは継続することによって若々しく美しい肌質を維持できるものですから、「効果が出たから」といって止めてしまうと、再び毛穴詰まりなどが発生しやすくなってしまうため注意してください。
自宅やサロンなど、方法によって適した頻度は異なる
ピーリングを継続して行うことは大切ですが、頻度を守ることも大切です。例えば自宅で行うセルフピーリングの場合、洗顔料タイプか美容液タイプかなど、どんなピーリング化粧品を選ぶかによって頻度は異なります。 また、クリニックやサロンでのピーリングは2~3週間や1ヶ月に1度など、間隔が開きやすいのが特徴です。プロの施術では本格的なピーリング成分や施術方法を使うため、肌に負担もかかりやすく、高頻度でのピーリングは推奨されていないのが現状zです。もともとピーリング自体が、洗顔や保湿のように「毎日行うスキンケア」ではなく、「数日に1度だけ行うスペシャルケア」といった立ち位置です。
ピーリングで角質がポロポロと取れるのは確かに気持ちが良いですが、あまりに高頻度でやってしまうと肌に負荷をかけてしまい、余計に肌質が悪くなってしまうため注意してください。
自宅でのセルフピーリングを行う際は、必ずピーリング化粧品の説明書きをよく守るように徹底しましょう。過剰なピーリングを行うと、肌の細胞の深くまで傷つけてしまうため注意が必要です。
ピーリング後にすべき肌のケア方法
ピーリングを行った後は、古い角質が除去されて毛穴や肌そのものが無防備な状態に陥っています。また、「古い角質を除去する」成分は、角質だけに作用するのではなく、場合によっては肌の表皮層の深くにも影響を与えることがあります。 つまりピーリング直後は肌がとてもデリケートになっているため、いつも以上に入念なスキンケアを行いましょう。 化粧水や乳液といった基礎的な保湿だけにとどまらず、パックや美容液なども使って確実に肌を保湿して乾燥から守りましょう。化粧水や美容液などには美容成分がたっぷり含まれたものを選ぶと尚、肌質の改善に繋がるでしょう。ピーリング前後の日焼けに注意
ピーリングを行うことで、毛穴や表皮から古い角質が除去されます。一時的に無防備になってしまうため、その状態の肌に日焼けや紫外線ダメージはかなり悪影響を及ぼします。 日焼けした肌のピーリングも、ピーリング後の日焼けも、どちらもNGです。例えば日焼けでダメージを負った肌にピーリングを施すことで、ただでさえ紫外線ダメージを負った肌にピーリングでさらなる刺激を与えてしまいます。 また、ピーリング後の無防備な状態で紫外線ダメージを受けると、肌のバリア機能が下がって余計に肌トラブルが生じる可能性も考えられます。ピーリングを行う前・後どちらでも、UVケアを念入りに行ってください。そもそもピーリングを気にUVケアにも気をかけられるようになれば、肌に蓄積されるダメージも減り、肌質の改善効果も期待できるでしょう。
ピーリング後の過度なメイクの重ね塗りはNG
ピーリング後、化粧水や乳液と言った基礎化粧品で肌を労わることは大切ですが、メイク用の化粧品を使うときには注意してください。 ピーリングの方法にもよりますが、ピーリング後のメイクは翌日からとされるケースもあれば、数時間後とされるケースもあります。ピーリングをサロンやクリニックで受けた場合は施術者に、自宅でのセルフピーリングの場合は化粧品の注意書きを確認してください。ピーリングを行うと、角質層が一時的に薄くなってしまっているため、普段のメイク用品で刺激を受けてしまう可能性があります。また、ナチュラルメイクならOKでも、濃いめのメイクを重ね塗りすることでより肌に負担がかかってしまう可能性もあります。
特に濃いめのメイクは、メイク落としの際に肌を摩擦するため、ピーリング後の肌には負担が大きくなってしまいます。ピーリングをした日や翌日などは、注意してメイクをあまり濃くしないように気をつけてください。
もしフルメイクが必要な日があるなら、逆算した上でピーリングを行う日を調整するのがおすすめです。
ピーリングの効果は年代別に異なる。10代から40代以降までのピーリング効果
ピーリングで期待できる効果は、それぞれの年代ごとに異なります。10代から40代まで、それぞれの年代によって異なるピーリングに期待できる効果を見ていきましょう。10代はニキビや毛穴詰まりの対策
10代の肌悩みと言えば、やはりニキビや毛穴詰まりから来る吹き出物、肌トラブルでしょう。学生の場合、メイク禁止なら肌のニキビや赤みをメイクで隠すわけにもいかないため死活問題ですね。 10代は特に成長期や思春期で、皮脂や肌質のコントロールが上手くできずにニキビや毛穴詰まりが起こりやすい年代です。 定期的なピーリングを行うことで、10代特有の肌悩みを解決しやすくなるでしょう。特にすっぴん肌で勝負しなければならない年代の、ニキビ予防に効果的です。20代は肌質のベース・トーンアップ
社会人になる人も増え、自分なりのメイクの研究を始める年ごろです。自分に似合う綺麗なメイクを成功させる秘訣の一つは「メイクノリの良さ」にあります。 ピーリングで肌質を改善することで、地肌の色が明るくなり、メイクのノリや持ちが良くなる効果が期待できるでしょう。 メイクしやすい肌質になれば、よりメイクの研究も捗るというものです。古い角質が溜まったままだと肌がざらついたりごわついたりして、せっかくのメイクも台無しになってしまいます。 ちょっとリッチなコスメを買うのも良いですが、まずはピーリングで肌質を整えてみる方法がおすすめです。30代はくすみや小じわなど初歩的エイジングケア
「お肌の曲がり角」と言われる年齢を通り過ぎた30代。肌のハリやツヤが少しずつ失われ、小じわなども目立ち始める年ごろです。そろそろアンチエイジングが気になってくるのではないでしょうか。 肌のハリやうるおいを保って若々しい肌質を保つには、古い角質を除去して保湿しやすい環境に整えることが大切です。 30代のお肌にピーリングを施すことで、化粧水や乳液などが馴染みやすくなり、アンチエイジングの良い基盤を作れるでしょう。また、古い角質は色素沈着になって、そのまま放置するとシミになってしまうため、初歩的なアンチエイジングとしてもピーリングはおすすめです。40代以降はシミ・たるみ予防の医療ピーリングも視野に
40代を過ぎると、本格的にシミやたるみが気になってくる人も増えるのではないでしょうか。ピーリングはいつから初めても良いですが、もちろんいつから始めても遅すぎることはありません。 お肌のシミは色素沈着、たるみはうるおい不足が起因しています。美白や保湿成分を含んだ化粧水や美容液を使うのも良いですが、まずはそれらを浸透させやすくするためにピーリングを行いましょう。 美容クリニックによっては、薬剤を用いたアンチエイジングを目的とする、医療的なピーリングも行われています。 自宅でのセルフピーリングも良いですが、本格的にアンチエイジングを行いたい人は医療ピーリングも視野に入れてみましょう。プロが選んだ本格的なピーリング薬剤や施術により、気になるシミやたるみに働きかけやすくなりますよ。ピーリングに寄せられやすい質問や疑問をQ&Aで解説
普段のスキンケアにピーリングを摂り入れる上で、気になりやすい質問や疑問があるのではないでしょうか?ピーリングに寄せられやすい疑問をQ&Aでご紹介します。ピーリングは毎日やってもOK?
結論から言うと、ピーリング商品や方法によるというのがピーリング頻度に対する回答です。 例えば美容液タイプのように洗い流さない、肌への摩擦も起きないタイプのピーリングであれば、「毎日使用してもOK」と書かれていることがあります。 ただし、肌を擦って角質を落とすタイプや、サロン・クリニックで行うタイプは、あらかじめ数週間か数か月に1度ときめられていることがあります。 毎日やってもOKかどうかは、実際に行うピーリングのタイプによって判断しましょう。ただし、ピーリング後に肌にかゆみや赤み、炎症などが長く続く場合は、ただちにピーリングをやめて皮膚科などで相談してください。
乾燥肌や敏感肌でもピーリングは可能?
乾燥肌や敏感肌など、肌がデリケートな人には肌に刺激をなるべく与えないためのピーリング方法があります。 例えば洗い流さない美容液タイプなら、乾燥肌や敏感肌でも自宅でのセルフピーリングが可能でしょう。また、サロンやクリニックでは、あらかじめ肌がデリケートであることを伝えておけば、肌に優しいピーリング施術を提案してもらえます。 ただし肌がデリケートな人ほど、ピーリングの頻度を落としたり、ピーリング後のスキンケアを丁寧に行ったりして、肌を優しく労わりましょう。サロン・クリニックと自宅、どっちの方が効果的?
ピーリングはサロンやクリニックでプロに施術してもらう方法と、自宅で行う方法の2種類に大きく分かれます。どちらの方が効果的、とは一概には言えません。 プロに依頼する場合は効果が高い分だけ、コストもかかるのが特徴です。効果の高さは嬉しい点ですが、コストが毎回高くなると、継続しづらくなってピーリングの効果が長持ちしなくなってしまいます。 対してセルフピーリングの場合、安価で続けやすい反面、自己判断によるミスが起きる可能性がある点が特徴です。自分で好きなピーリング化粧品を選べるため経済的にも続けやすいですが、自己判断で自分の肌質に合わない化粧品を選んだ場合、逆に肌質が荒れてしまう可能性があります。 経済的な続けやすさを選ぶか、多少コストがかかっても確実な効果を選ぶか…自分のライフスタイルに適した方を選びましょう。ピーリングだけで美肌・美白効果が得られる?
ピーリングを続けるだけでも十分に肌のトーンアップや保湿効果が期待できますが、ピーリングを始めるなら、同時併用することでより効果の高まる美容アイテムも意識して使ってみると良いでしょう。具体的には、以下のような美容アイテムを使うのが、ピーリング後のスキンケアとしておすすめです。
ピーリング後の保湿は、ハンドプレスよりもシートマスクなどのアイテムを使った方が高い保湿効果が期待でき、肌のバリア機能向上にも向いています。また、化粧水の後は保湿クリームでしっかり蓋をして、美容成分を肌に浸透させましょう。
「鎮静ジェル」というのは、紫外線や肌ストレスなどを受けた肌を内側から鎮静させ、肌への刺激を緩和させてくれるジェルのことです。ピーリング後は肌に刺激が与えられた状態ですから、鎮静ジェルで肌の炎症や赤み、ダメージを防いでおくのもおすすめの方法です。
また、ピーリング後は肌がかなりデリケートなので、UVカットのクリームやスプレーなどを使って、紫外線ダメージからしっかり肌を守る事を忘れないようにしましょう。
- シートマスク
- 保湿クリーム
- 鎮静ジェル
- UVカットクリーム・スプレー