ナットウキナーゼは納豆にどれくらい入っている?1パックの量と食べ方を解説

納豆1パックで、ナットウキナーゼはどれくらい摂れるのでしょうか。熱いご飯にのせたり納豆汁にしたりすると、成分が失われないか気になる方もいるでしょう。
ナットウキナーゼは普段の納豆にも含まれていますが、その量は商品によって異なり、加熱によって酵素の活性が低下するといわれています。
この記事では、納豆1パックの含有量や納豆菌との違い、期待される健康効果を解説します。さらに、ナットウキナーゼを意識した納豆の食べ方やサプリメントの選び方なども紹介しますので、興味ある方は最後まで読み進めてください。
納豆1パックのナットウキナーゼ含有量
納豆に含まれるナットウキナーゼの量は、すべての商品で同じではありません。まずは、1パックあたりの目安となる量と、その数値を見るときに知っておきたい「FU」という単位について確認していきます。
50gの納豆1パックで平均約1,500FUが目安となる
納豆50gに含まれるナットウキナーゼ活性は、平均で約1,500FUが目安です。
FUとは「Fibrin Unit(フィブリン分解ユニット)」の略で、ナットウキナーゼがもつ酵素の働きの強さを表す単位です。ナットウキナーゼがどれだけ働くかを示す指標で、mgのように成分そのものの重さを表しているわけではありません。
参考:日本ナットウキナーゼ協会「ナットウキナーゼFAQ」
商品や賞味期限によってナットウキナーゼ活性は異なる
ナットウキナーゼの活性は、納豆の重さだけで決まるものではありません。発酵温度や時間、納豆菌の接種量などがナットウキナーゼ活性に影響することが報告されています。
また、賞味期限が近い納豆は活性が少なくなるといわれています。「納豆を1パック食べれば必ず約1,500FU摂れる」と考えるのではなく、あくまで平均的な目安として捉えましょう。
ナットウキナーゼと納豆菌の違い
ナットウキナーゼと納豆菌は名前が似ていますが、同じものではありません。
ナットウキナーゼは酵素、納豆菌は菌という違いがあります。それぞれが納豆の中でどのような役割を持つのか見ていきましょう。
ナットウキナーゼ|納豆菌が発酵中に作る酵素
ナットウキナーゼは、納豆菌が大豆を発酵させる過程で作られる酵素です。納豆のネバネバ部分に含まれており、たんぱく質を分解する酵素の一種に分類されます。納豆菌と名前が似ていますが、ナットウキナーゼ自体は菌ではありません。
納豆菌|大豆を発酵させて納豆を作る菌
納豆菌は、大豆を発酵させて納豆を作る微生物です。煮た大豆の成分を利用しながら増殖し、発酵の過程で納豆特有の粘りや香りに関わる成分を作り出します。その過程で作られる成分の一つが、ナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼを意識した納豆の食べ方
ナットウキナーゼは熱の影響を受け、高温で加熱すると活性が低下します。そのため、ナットウキナーゼを意識するなら、調理方法にも少し気を配りたいところです。ここでは、ナットウキナーゼを意識するときの納豆の食べ方を紹介します。
加熱せずそのまま食べる
ナットウキナーゼは熱の影響を受けやすく、水分が多い状態では50℃以上になると活性が急激に低下します。そのため、ナットウキナーゼの活性をできるだけ保ちたい場合は、納豆を加熱せずそのまま食べるようにしましょう。
温かい料理に使うなら仕上げに加える
味噌汁やパスタなどの温かい料理に納豆を使う場合は加熱中に入れるのではなく、料理を少し冷ましてから加えるとよいでしょう。火を止めただけでは料理がまだ高温の場合もあるため、ナットウキナーゼを意識するなら食べやすい温度まで下がってから加えるようにしてみてください。
食べる時間帯にはこだわりすぎない
ナットウキナーゼは「夜に摂るとよい」と紹介されることがありますが、納豆を食べる時間について、朝と夜のどちらが適しているかを示す十分な研究はありません。そのため、食べる時間を夜に限定する必要はなく、普段の食事に合わせて取り入れるとよいでしょう。
ナットウキナーゼに期待される健康効果
ナットウキナーゼには、血栓の主成分であるフィブリンを分解する働きが研究されています。ただし、納豆を食べれば血栓が溶けたり、病気を予防できたりするとまでは確認されていません。
そのため、ナットウキナーゼの健康効果だけを目的に納豆をたくさん食べる必要はないでしょう。普段の食事に取り入れる食品の一つとして考え、病気の予防や治療を目的に納豆やナットウキナーゼだけに頼るのは避けたほうが無難です。
ナットウキナーゼは納豆以外で摂れる?
納豆以外でも摂る方法はありますが、食品から摂る場合の選択肢は多くありません。身近な食品では納豆が代表的な摂取源です。
納豆のにおいや粘りが苦手な場合は、ナットウキナーゼを配合したサプリメントを利用するのも一つの方法です。サプリメントの中には1日分のナットウキナーゼ活性をFUで表示している商品もあるので、FUを確認すれば商品ごとの活性量を比較しやすくなります。
イコリスの「たっぷり贅沢ナットウキナーゼ」は、においや粘りを気にせず飲めるソフトカプセルタイプ。1日1粒で、納豆に換算すると約4パック分(1パック50g換算)にあたる6,000FUを摂れます。
ナットウキナーゼのサプリを選ぶポイント
「ナットウキナーゼのサプリは効果なし」と言われることもありますが、研究結果は一様ではありません。商品を選ぶときは、配合されていることだけでなく、FU表示や一緒に配合されている成分、続けやすさまで確認するようにしましょう。
以下で、それぞれの見方を詳しく見ていきます。
FU表示と1日分の摂取量を確認する
ナットウキナーゼの活性量を比較するときは、FU表示を確認しましょう。商品によっては、1日当たりの摂取目安量に含まれるナットウキナーゼ活性がFUで表示されています。1粒当たりではなく、1日分で何FUになるかを見ると、商品ごとの違いを把握しやすくなります。
ただし、FUが多いほど効果が高いとは限らないため、数値の大きさだけで商品を選ばないようにしましょう。
配合成分と続けやすさを確認する
ナットウキナーゼのサプリメントには、ナットウキナーゼを中心にした商品もあれば、ほかの成分を組み合わせた商品もあります。普段の食生活で不足しがちなものも補いたい場合は、一緒に何が配合されているかを比べてみましょう。
また、サプリメントは毎日の習慣にするものです。1日に何粒飲むのか、粒は飲みやすい形状か、1日あたりの価格が無理のない範囲かも事前に確認しておくと安心です。
ナットウキナーゼを摂りすぎたらどうなる?
ナットウキナーゼには、公的に定められた摂取上限量はありません。
サプリメントを利用する場合は、パッケージに記載された1日当たりの摂取目安量を守り、必要以上に摂らないようにしましょう。
ナットウキナーゼを上手に摂ろう
ナットウキナーゼは、納豆菌が大豆を発酵させるときに作られる酵素です。納豆50gには平均約1,500FUの活性があるとされていますが、その量は商品などによって異なります。
同じ1パックでも、商品や鮮度によって摂れる量には差が出やすいということです。加熱を避けたり賞味期限を気にしたりと、食べ方の工夫だけで量を一定に保つのは簡単ではありません。
摂取量の目安をはっきりさせたいなら、FUが明記されたサプリメントも選択肢に入ります。「たっぷり贅沢ナットウキナーゼ」は、1日の目安量である1粒で6,000FUが摂れます。これは納豆に置き換えると約4パックぶん(50g換算)に相当する量です。
また、ソフトカプセルなので、納豆特有のにおいやネバネバも気になりません。ショウガや緑茶カテキン、GABA、しじみエキスまで一緒に摂れるのもうれしいポイントです。いつもの納豆生活の"補い役"として、手に取ってみてください。
→たっぷり贅沢ナットウキナーゼ